「子供のときはかんしゃく持ちで、床を転がりながら怒っていた。14歳まで寝小便。ものごころがつくようになると『みんな大嫌い。もう戻ってこない』と叫びながら、馬に乗ったりあるいは徒歩で家出を繰り返していた」と語るルメルシエさんはノルマンディーの農家に生まれ、今年35歳。大みそかまで続くワン・ウーマン・ショーが満員御礼だ。何より大好きな人間観察と「観客を居心地悪くすることが大切だから、私のスケッチは限度を知らない」という舞台姿勢から生まれるスケッチは「残酷なまでに正確で滑稽だ」とリベラシオン紙で評されている。 テレビの連続コメディー “Palace”で、気づかれないようにベッドで屁をひる秘訣などを得々と語るブルジョワ婦人を演じて注目を浴び、映画 “Les Visiteurs” でスターの座に。とはいうものの「舞台では観客と距離があるから、何歳にでもなれるし、男にも子供にもなれる」と語っているように、彼女の本領はやっぱり舞台だが、新感覚に溢れた歌もなかなかで、処女CDは日本でも一部でヒット。(真) |
“Gamine, j’etait très colerique, je me roulais par terre. J’ai fait pipi au lit jusqu’à 14 ans. En ado, je partais à cheval ou à pied en hurlant (Je vous emmerde tous, je ne reviendrai jamais).” |