秋深し 墓地に溢れる菊の花

頬に当たる空気が冷たく感じられるようになると、街角の花屋に所狭しと色とりどりの菊の鉢植えが並ぶ。菊の花を見ると誰もが思い浮かべるのが万聖節(Toussaint )。
トゥーサンには、菊の花を持参してお墓参りに行くのが習慣だ。そんなわけで、この時期、花屋でどんな素敵な日本風の菊の鉢を見つけても贈り物には不向きなので注意したいもの。
すっかり秋が深まり、敷地内の並木が黄色く色づいたモンパルナス墓地を訪れてみた。
お墓に供えられている菊は、圧倒的に鉢植えだ。興味深いのは、墓地周辺の花屋には色とりどりで大小さまざまな菊の花が勢ぞろいしていたが、実際にお墓に供えられているのは黄色の菊がほとんど。モノトーンになりがちな墓地の風景を少しでも明るくしようという工夫はいかにもパリジャンらしい。
モンパルナス墓地に眠るのは、セルジュ・ゲンスブール、サルトルとボーヴォワール、モーパッサンやデュラスなど。有名人のお墓めぐりには、入口の門番のおじさんのところで墓地の地図を入手しよう。最近パリ市が新しく作り直したので、以前よりも数段見やすくなって便利です。(里)
モンパルナス墓地にて。
3 bd Edgar-Quinet 14e


花屋の軒下を飾る菊の鉢植え。


 

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