ここのところルカちゃんは、幼稚園へお気に入りの「白雪姫」のビデオを持って行く。幼稚園で観るわけではなくて、ただロッカーにしまっておく。幼稚園が終わるとまたビデオを家へ持って帰り、歌あり、ドラマあり、ハッピーエンドで締めくくられるこのアニメを観る毎日だ。子供たちがどんなキャラクターの服を着ているのかパリで路上観察してみた。
「ポケモン」、「バービー」などもあったけれど、ルカちゃんみたいなディズニー狂が多かった。
1/何十年も続いている子供向け番組 “Bonne nuit les petits” キャラクターの写真付きリュックサック (右)。ほかにはフランス製キャラクターものはほとんど見かけなかった。マリーちゃんが一番好きなのは「ミッキー (マウス)、その次はミミー!」お母さんによれば「ババールは、うちの子供たちはもう卒業」。寝てはバットマンの夢をみ、起きてはバットマンごっこで遊ぶお兄ちゃんのニコラ君。母「お父さんとバットマン、どっちになりたい?」 ニコラ君「バットマン!」
2/クララちゃんは3歳半。”Mulan”のカンフースーツにスニーカー。「101匹ワンちゃん」の映画は観ていないが、このレインコートは楽しい雰囲気だからと、お母さんが買ってくれた。
3/背中には「ライオン・キング」のリュック、ポロシャツの下には、ミッキーマウス。ライオン・キングよりミッキーが好き。いちばんは、やっぱりバットマン。でもバットマンTシャツはきのう着てしまったので、きょうはミッキー。
4/ディズニー六大女キャラクター雨傘をさすジュリエットちゃん、マリーヌちゃん。それぞれ「白雪姫」「人魚姫」に憧れている。
5/中学一年生の3人。「アニメのキャラクターは…もう中学生だから使いません。ブランドもののほうがかっこいい。まわりに合わせないと!」なるほど、中学生になると趣味がシブくなる。同時に、Nike、Reebok、Fila、Lacoste などで全身《ブランド固め》にする子供たちが非常に多くなる時期でもあるようです。(美)