ノエル N° 427 1998-12-01 そう、フランスでも11月のうちから気分はもうノエル。子供にかぎらず大人も、クリスマスデコレーションで華やかなショーウィンドーの前を通り過ぎるときには、表情がなごんでうれしそう。 各デパートは、この時期競ってそれぞれのウィンドーを飾り付け、クリスマス気分をもり立てて商戦を計るのです。そんなパリ市内にある3つのデパートの飾り付けを比べてみました。 サマリテーヌは、チョコレートのビュッシュ・ド・ノエルを大勢のお人形や、ぬいぐるみの熊や兎が作る、というテーマ。ケーキ作りのいろいろな過程が演出されています。ババール君やなつかしの “もんちっち” もたくさんいて、少し驚き。 プランタンでは、子供用の観覧台が設けてあります。ぬいぐるみたちが遊んでいたり、台所でお掃除をしていたりで賑やかです。バービー人形たちもいましたっけ。ギャルリー・ラファイエットでは、こうしたぬいぐるみの動物たちと交互に、大人向けのパーティー・ドレスや小物が正札付きで吊るされていて、お客たちは右に行ったり左に行ったり、購買欲をそそられています。 “C’est deja Noel!” というウキウキ気分は、早くバカンスがこないかなあというみんなの願いのあらわれなのか、デパートをはじめとする広告合戦が効を奏しているのか… “も~いくつ寝ると…” は、こちらではノエルなんですね。 (文と写真 : Misato) Share on : Recommandé:おすすめ記事 電子タバコの普及にも ひと役かっている。 故郷アルジェリアにちょっと似ている。 「多様で多彩」な地区。 本物のショコラに導かれて。 肉体と精神のコントロールは自転車で。 コミュニティの連帯感。