2012年12月にナイジェリアで誘拐されたフランス人エンジニア、フランシス・コロンさん(63)が11月16日に監禁場所から自力で脱出し、18日にパリ郊外ヴィラクブレ空港に無事到着した。同国で風力発電計画に従事していたコロンさんは、イスラム武装集団「アンサル」によって誘拐・監禁されていたが、見張りが監禁場所の鍵を閉め忘れたすきに逃げ出し、バイクタクシーをつかまえて警察に駆け込んだ。一方、カメルーン北部では13日、キリスト教信者の保護活動を行っていたフランス人カトリック神父がイスラム武装集団バコ・ハラムによって誘拐された。同集団の本拠地のある隣国ナイジェリアに連れ去られた模様。