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難民がテント生活を送るカレーの「ジャングル」南半分の撤去が始まった。難民擁護団体の訴えで行政裁判所が排除実施を延期していたが最終的には許可した。初日は難民・団体メンバーと治安部隊の間で小競り合いがあったが、その後は沈静化し、難民の排除とテントや小屋の撤去が進んだ。パ・ド・カレー県庁によると、撤去予定の7.5haのうち、3月5日までに2haにあった250の仮住居が撤去され、137人が全国各地の難民収容センターへ、250人がカレーのコンテナ式仮設住宅や仮収容テントに移動した。一方、難民急増で打撃を受けたとする商店主など、カレー市民約500人が7日、政府の援助を求めてパリでデモをした。