夏のバカンスは地方料理を覚えるよい機会。

  ふだんの生活から切り離されて、時間もたっぷりある夏のバカンス。時間にせかされずに料理をできるのも、うれしい。バカンス先にしょう油やワサビを持参して、そこの港や市場で捕れたての魚を買ってきて刺身というのも素敵だけれど、これでは料理のレパートリーは広がらない。
 まず滞在先の朝市に出かけてみるといい。見かけたことのない野菜、パリよりはかなり安く生きのいい魚介類、おいしそうなソーセージ、生ハム類が並んでいる。そんな食材を買い求め、レストランの味を真似したり、その地方のレシピ集を手に入れたりして、地方料理に挑戦。そんなふうにして、ピレネー地方では肉団子とセープ茸の煮込み、ブルターニュ地方ではソバ粉のクレープやファールというお菓子、マルセイユではブイヤベース、カナダのトロントでは野牛のステーキ、アイルランド西海岸ではアイリッシュシチューやカニのサラダを覚えてきた。ボクの友人は毎年滞在する村で素晴らしい菓子屋を見つけ、少しずつ名物のお菓子を習っている。
 ブルターニュのウエサン島で、港に繋留(けいりゅう)したマグロ船から、6キロくらいのホワイトツナgermon 1尾を買ったことがある。しょう油とワサビを持参してないことがさすがに悔やまれたが、負けてはいられない。薄く切ってカルパッチョにしたり、厚めに切って芯はまだ生焼けのステーキにしたり、トマトと煮込んだり、頭はオリーブ油を塗ってオーブンで焼いたり、と堪能した。(真)

 

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