『アメリ』の村に住む。

モンマルトル、Abbesses駅周辺、Lepic 通り(18区) 

 新学期らしく本日会ったのは、小学校の教師をしているジョナタン・ユングさん。この9月から先生になって3年目だそうだ。幼少期数年と大学時代一年間を北京の大学で過ごし、中国語も話す先生だ。超加速的経済成長の渦中にある中国では先端ビジネスに関わるチャンスもあったが、ジョナタンさんには疑問がわいた。「ほとんどの時間をパソコンの前で過ごす、誰のために働いているのか分からない仕事はしたくない」、自分がやりたいのは相手と実際に向き合える「人間らしい」仕事だと確信。その理想が教師という仕事だった。ジョナタンはこの2年間7、8歳の低学年を担任してきたが、この年齢は読み書きはもちろんすべての教科を担当して人生学問の基礎を教え、生徒自身も好奇心にあふれている素晴らしい年齢だという。ジョナタンさんが投げかけるものには瞬時に反応がある。「虚空のマネーゲームとは両極端。自分の仕事が実になるのを肌で実感するたまらなくエキサイティングな仕事だよ !」と言う。先生の仕事は当然ながら学校だけでなく、家に帰ってからも同じくらいの時間を次の授業の準備やテストの採点に費やす。「生徒の反応にすぐに現れるから絶対に手は抜けないよ」と言いつつ彼自身も充実感を得ている様子だ。こんな熱心な先生に子供が巡り会ったら幸せだろうなと思う。
 ジョナタンさんが住むのはモンマルトルのルピック通り。映画『アメリ』で再活性した下町情緒溢れる雰囲気が健在で、人とのコミュニケーションを大切にする彼にはピッタリの地域…というより村である。「大型スーパーやショッピングモールなんかには絶対に行かない! どんな買物も村の商店でするし、朝食だって、休日の昼食だって夕食だってすべてこの村で素敵に過ごしているんだ!」(久)

ジョナタン・ユングさん、26歳。明るい栗色髪に優しい表情。洗いざらしのポロシャツに洗いざらしのリーヴァイスと至ってシンプルで気取りっけなし。しかしながらさりげなく雰囲気をだすことは決して忘れていない。


通勤に愛用しているプジョー’70年代モデルには、子供の頃中国で使っていた自転車のプレートを貼付けた。Flying Pigeon『飛鳩』 !


窓からはムーラン・ド・ラ・ギャレットが望める、丘の上の採光のよいアパルトマン内の居間。


自身が『黄色いキッチン』と呼ぶ大きくはないが居心地のよい空間。台所は中庭に面しています。

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●Chez Julien

 ジョナタンさんが毎朝自転車で学校に通う途中、新聞を買って必ず寄るのがこのカフェ。気取らず親しみやすい雰囲気に、気さくなパトロン。朝のテラスがお気に入り、夜も盛り上がってます。
07h30 – 02h30 。日07h30-12h00。
2 rue Lepic 18e  01.4264.2120

●Coquelicot

 昔風パンと多種の手作りお菓子で毎日行列のできるパン屋。休日にはテラスでランチするのがお気に入り。おすすめは品質保証のコクリコ・ハンバーガー!
08h00 – 20h00 月休。 朝食、昼食のみイートイン可。
24 rue des Abbesses  18e  01.4606.1877

●Studio 28

 シネコンなんかに行かず映画を見るならココ! コクトーが手がけたホールがあるし、中庭には素敵なバーもある。もちろん『アメリ』もここで撮影。
10h-20h。無休。
10 rue Tholozé 18e  01.4606.3607


 

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