ハマムの入り口で案内役のアシアさん。バッグの中にはタオルやsavon noirなどが入っている。
うだるような暑さの日にこそ出かけてみたいのが、アラブ風の蒸し風呂「ハマム」。きっと、日本人が健康センターや銭湯に出かけるのと同じような感覚で、アラブ人はハマムに行って日ごろの疲れをさっぱりと洗いながす。午後の一番暑い時間、ハマムで3時間ほどゆったり過ごしてから外に出ると、体から毒素は抜けて、気分もいたって爽快。少し涼み始めた夕方からその余韻にひたって、気持ちの良い夜が過ごせること受け合いだ。
案内人は、「5歳くらいのころからハマムに通っているの」という、きらきら輝くような笑顔のアシアさん。最近新しくできたゴージャスなハマムもいいけれど、昔ながらの庶民派ハマムへと連れて行ってくれるという。
地下鉄Barbès-Rochechouartで待ち合わせして、まず向かったのは…。(さ)
文・写真:アトランさやか
イラスト:松本清子