硬い、冷たい、座りにくい、と3拍子そろった公共交通機関のホームの椅子に革命?! パリ交通公団(RATP)は4月1日からメトロ全線のホームの椅子を順次、全面的にふかふかのソファーに替えることを決めた。きっかけは、家具メーカー「イケア」が3月11日から24日まで行った広告キャンペーン。サン・ラザール、シャンゼリゼ・クレマンソー、コンコルド、オペラの4駅で、ホームの壁に貼られた家具のポスターの下に同社製のソファーを設置して、メトロ利用客に座り心地を体験してもらおうという試みだった。
評判は上々で、読書にふける人、つかの間の昼寝をする人も出るほど。「ぜひ、これを全駅に」という利用者の声が高く、RATPはついに全面導入に踏み切った。疲れた時はメトロのホームでひと休み。コーヒーとかの自販機もそばにあれば最高だけど…。(し)
今日はエイプリルフールです。