先日、家に帰ってみると鍵が壊されていた。こわごわ中をのぞいてみると、室内は見事な散乱状態。空き巣にやられたのだ。人生、初の経験だ。ワナワナしつつ警察(17番です)に電話。次に銀行のカードを止めた。警察は2時間後に来て現場検証をした。盗まれたのはカメラ類、銀行カード、指輪などなど。だが一番痛かったのは、一時帰国した際に親から少しずつもらっていた現金だ。タンス貯金で30万円はあった。円は弱かったし両替する気がしなかったのだ。現金じゃ保険もおりない。ミラは落ち着いたもので、「貧乏なうちにも泥棒くるんだ」とか言っている。その後、指紋を採取しに手袋をはめた人も来た。テレビのワンシーンみたいであった。
その後は、保険会社に連絡を入れ、警察署に足を運び被害届を出す。警察では、調書を取られたのだが、現金を盗まれたというと「なぜ銀行に預けないの」と説教。さらに滞在許可証の住所変更をしていなかったのを見つけ、さらに大説教。被害者として優しく扱ってもらえるかと甘い考えでいたら大間違いであった。そんなこんなで身も心もボロボロ。帰宅してミラに、「ママちゃんは悲しいので寝させて頂きます」と宣言し、布団をかぶる。ところが、「ダメ! おちゃらかホイやるの」と全然そっとしておいてくれない。しょうがないので暗い葬式声で嫌々おちゃらかホイをする羽目になった。(瑞)