手打ちそばを打ってみよう!!
引越しといえば、そば。引越しをした後に家主や向こう3軒両隣に、あいさつ代わりにそばを配る習慣というのは、江戸末期からあるそう。「おそばに末永く、細く長いおつきあいを」と縁起をかついでいるのだそうだ。
フランスでは、そばを配る必要はないかもしれないが、引越し先でご近所の人を招いたり、引越しを手伝ってくれた人をもてなすのに、手打ちそばに挑戦するのはどうだろう。香りとのどごしが堪能できる手打ちそばは、1度試したらハマるおいしさだ。せっかくだから、ブルターニュ産のそば粉を使って作れば、話のタネにもなるし安上がり。
つなぎの中力粉とそば粉を二対八で配合した二八そばに挑戦したいところだが、初心者は6対4か、5対5でまずは始めないと、ゆでる時点でぶちぶちに切れてしまうのでご注意を。
◎材料(2~3人前)
そば粉 farine de blé noir 250g
中力粉 farine type 55 150g
湯 180ml(天候によって加減を)
打ち粉(そば粉でOK)適量
1/ そば粉と中力粉をふるいにかけ、よく混ぜる。
2/ よく混ざった粉に湯2/3程度注ぎ、ポロポロになるまで
混ぜる。
3/ 残りの湯の半分を徐々に様子を見ながら加える。ポロポロのタネが均一の小さな団子状になるように手のひらでコロコロ回すようにする。
4/ 少し残しておいた水を手につけ、団子状のタネを1つにまとめる。
5/ 1つにまとめたタネに、全体重をかけてしっかりとこねていく。8~10分間。200回以上こねること。ここでしっかりこねないと、ゆであがったそばが切れてしまうので、念には念を入れてこねる。
6/ 丸めたタネを手のひらでつぶして円形に。
7/ 打ち粉をたっぷりとしてめん棒を使ってのす。最初は円をひろげるように。ついで四隅に角をだしていくようにして1.5mmの厚さまで四角くのばしていく。
8/ ほどよい厚さになったら、さらに打ち粉をふり、包丁の幅 に合わせ折りたたみ、1.5mmほどの太さにリズミカルに切る。
たっぷりの湯で1~2分ゆで、 ざるやかけ、お好きな食べ方でどうぞ。 どうせなら、だしとしょうゆ、 みりんで、 つゆも手作りしたいけど、 市販のごまだれで食べるのもおいしいものです。(里)