引越の秘密兵器にせまってみた。
以前から気になっていた素朴な疑問。引越しの際に登場するあの機械の正体は!?
大通りなどで見かける、あのはしごのような形の電動式エレベーター、一体何という名前なの?
ある週末、 マジェンタ大通りで発見! トラックから降ろした荷物を機械に積んでいるモアメッドさんに質問 !
ズバリ、この機械の名前はなあに ?
「monte-meubleっていうんだよ。このように、トラックの上に固定されたタイプと、トラックとは独立した、牽引して運ぶタイプがあるんだ」
何階まで運べるの?
「1~2階への引越し用のものもあれば、このmonte-meubleのように10階(30メートルの高さ)まで運べるタイプがある。このタイプは一度に300キロまで運べるよ」
今まで運んだ一番重いものは?
「ピアノ。あれは本当に大変」
操作は簡単? スキルは必要 ?
「上昇または降下のボタン、電源オフのボタン、緊急停止ボタンの3種類で簡単。 引越し業者で働く人は運転免許証を持っていれば、3日間の研修後、操作の許可がもらえる」
人は乗れないの ?
「絶対ダメ、禁止」
ちなみに一台の値段は?
「トラックタイプで65,000ユーロ」
えー、高い!!! ゼロの数をモアメッドさんに何度も確認しても、ウイ、ウイとの返事が。 引越し先のアパートの購入価格よりも高い場合があったりして…。(穂)
77%
フランス人の77%は「仕事などで良い機会があれば他の地方に住んでもよい」と答えている。フランス人は慣れ親しんだ土地を離れるのが苦手な
印象があるが、実際は行動的な人も多いようだ。フランス国立統計経済研究所の予想では、2030年頃に人口が今より大幅増になるのは、ラングドック・ルシオン(+32.2%)やミディ・ピレネー(+21.8%)などの南仏。逆に シャンパーニュ・アルデンヌ
(-5.5%) はかなりの人口減になりそう。イル・ド・フランスは+9.2%。
50%
大手人材派遣会社ケリーサービス社の調査によると、50%のフランス人が「仕事のために海外移住をしてもよい」と答えている。残りの半数は二の足を踏むわけだが、理由は、1位「家庭の事情(58%)」、2位「言葉の壁(41%)」、3位「子供の学業(26%)」、4位「住居の所有(17%)」5位、「年金の支払い(15%)」、6位「税金(11%)」と続く。人にはいろいろ事情があるが、年金や税金のために身動きがとれないというのは、ちょっと悲しくないか?
200万人
現在約200万人のフランス人が海外に住む。内訳はヨーロッパ(51%)、アメリカ(20%)、アフリカ(15%)、中近東(8%)、アジア(6%)。ただし仕事で海外移住を決意しても、3~5年のうちに帰ってくる場合が多い。やっぱり自分の祖国が一番なのか。政府が危惧する「頭脳の海外流出」は、長い目で見ればそれほど気にすることもないのかも。