セーヌ川はパリジャンたちや観光客が集う憩いの場。川沿いにはたくさんのピクニックポイントがある。芝生の上ではなく、石畳の上でするピクニックもまたいい。とにかくパリの中心を流れているので、みんなが集まりやすいのも便利。それに、パリの建造物が見渡せる場所が多いので、雰囲気を盛り上げてくれる。水辺に人が集まりたくなるのは人間の本能といったところか。
おすすめの場所は、シテ島、サン・ルイ島近辺、Jardin des Plantes前のQuai Saint-Bernard、フランソワ・ミッテラン図書館前のAllée Arthur
Rimbaud付近だろう。特に、サン・ルイ島の両先端は絶好のピクニックポイント。ここは、人がたくさんいることが多いので、早めにいって場所を確保し
たいところ。週末に限らず、平日でも夕方から賑わいをみせている。観光客が混じっていることも、陽気な雰囲気に輪をかけているのだろう。シテ島、ポン・ヌフもとの先端は、ルーヴル美術館が眺められて景色がいい場所。セーヌ左岸側のノートルダム大聖堂が眺められる場所もいい。たまに通りかかる、観光船の照明を浴びながら、パリを満喫したい。ここからさらに13区側にいった Quai Saint-Bernardは、週末の夜は特に賑やかになる。楽器を持ってきて演奏する人々や、社交ダンスをする人々、大道芸を披露する人々が集う場所だからだ。古き良きパリの雰囲気を感じたいならここをおすすめする。セーヌ川沿いは風が強い。夜は寒くなりやすいので、上着は持っていこう。
ノートルダム大聖堂を眺めながら気分は最高
小高い丘にあるベルヴィル公園とビュット・ショーモン公園からはパリが一望できる、絵はがきに出てきそうな風景が見渡せる公園。遠くにエッフェル塔、モンパルナスタワーなど見ながら、斜面に座って楽しみたい。ベルヴィル公園はきれいに道が整備されており、まるで花の小道を歩いている雰囲気。斜面を登りきったところに、突然と現れるパリ。登りきった疲労感を吹っ飛ばすような開放感がある。それもそのはず、モンマルトルより高い位置にあり、パリ一番の高さなのだ。ビュット・ショーモン公園は、入るとすぐに公園中程にある崖が印象深い。吊り橋を渡って崖の頂点からの景色もきれいだ。池があるので、水辺に座って楽しむのもいいだろう。
パリが見渡せる景色
■Parc de Belleville
47 rue des Couronnes 20e
■Parc des Buttes-Chaumont
1 rue Botzaris 19e