夏の強い日差しを受けながらパリ市庁舎(Hôtel de Ville)の前を通りかかると、見慣れぬ庭が…。パリ市が造園技師マルチーヌ・ランベール氏に依頼して造った2875m2の庭園だ。小高く土を盛ったところには、ブナ、シラカバ、ポプラなどが植わり、その下にはさまざまな低木や花が地面を覆っている。池(330m2)にはスイレンやホテイアオイが浮かび、アシなどが生えていて、いかにも涼しげだ。ところどころにあるベンチには人がくつろぎ、デッキチェア形のベンチが置いてある一角には、つかの間の日光浴を楽しむ人も…。木の匂いが鼻をくすぐり、ここだけは涼風が吹き抜いているようだ。この庭が撤去される8月17日までに是非お楽しみあれ。(し)
開園時間は毎日9h-21h。