●ユリア・フィッシャー
久しぶりのドイツ系バイオリニストの新星がユリア・フィッシャー。CDで立て続けに出しているモーツァルトのソナタやバイオリン協奏曲は高い評価をもらっている。今度のパリ公演も、準・メルクルが指揮する国立リヨン管弦楽団との共演でモーツァルトのバイオリン協奏曲第4番。他にワーグナーのファウスト序曲や、ブルックナーがワーグナーに捧げた交響曲第3番。
13日/20h。10€~60€。
Salle Pleyel : 252 rue du Fbg St-Honoré 8e
01.4256.1313 M。Ternes
●ソフィー・アルール
フランスのジャズ界で話題の若手テナーサックス奏者がソフィー・アルール。好きなテナーはジョー・ヘンダーソンということだが、そのサウンドを聴いて納得。ピアノのローラン・コック他の彼女のカルテットに注目。(真)
30日、31日/21h。22€。
Sunside : 60 rue des Lombards 1er
01.4026.4660 M。Châtelet
★★★ Camille
今、パリの駅や地下鉄構内ではカミーユの新作アルバム “Music Hole” を宣伝する巨大ポスターが目につき、オレンジ色のノースリーブを着て躍動する彼女の写真を見る時、誰もが興奮してしまう。身体全体を使ったステージと斬新なスタイルは今までのシャンソン界では稀で、今年の〈ブルージュの春〉ではヤエル・ナエムとともに台風の目になった。彼女にとって、風、波、樹木、動物などすべてが音楽で、子供が夢見るファンタジーの世界が感じられる。3年前のアルバム “Le Fil”は40万枚の売り上げを記録し2年前の仏音楽大賞では2部門で受賞。今回のアルバムはすべて英語で歌っている。旅行したい国は日本。コムデギャルソンの服と日本文学が大好きだそうだ。(南)
23~28日/19h30。33e。
La Cigale:120 bd Rochechouart 18e
01.4925.8175