●トロネールのセットデザイン回顧展
美術監督として知られるアレクサンドル・トロネール(1906-93)は、『北ホテル』『天井桟敷の人々』『夜の訪問者』他、数多く名画のセットゼザインや絵コンテを制作した。照明を念頭に入れたグワッシュ50点と写真を通して20世紀の映画史をたどる。
4月19日迄。
Galerie Berthet-Aittouares : 29 rue de Seine 6e
●マリー・アントワネット展
ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』(06)の豪華絢爛衣装が記憶に鮮やかだ。マリー・アントワネットは1755年ハプスブルク家皇女として生まれ、70年15歳でルイ王太子に嫁ぎ、74年16世王妃となる。ヴェルサイユ宮殿で音楽から演劇、歌唱まで身につけ、芸術のメセナとなるが、夫との性格的ギャップからくるフラストレーションを紛らすためか装身具や衣装、食器類他、連日の舞踏会と、彼女の浪費癖は庶民の反感を呼ぶまでに。1793年38歳でルイ16世とギロチン斬首刑となった王妃の神話を肖像画や身の回り品300点で追う。
6月30日迄(月休)。グランパレ
●『ナチス占領下のパリ』
1939年フランス・ソワールやパリ・マッチ誌の報道写真家だったアンドレ・ズッカ(1897-1973)は、1941年ナチスのお抱え写真家としてカラー写真を許される。白黒は二眼レフの元祖ローライレックスで、カラーはライカ24/36と使い分ける。当時のパリの情景を撮った未公開のカラー写真200点を展示。7月1日迄(月休)。
Bibliothèque historique de la Ville de Paris :
22 rue Malher 4e M。St-Paul
●見本市・骨董市
〈現代アート作品即売市〉
4/8-12 : ラ・デファンス広場
〈TOYMANIA 収集玩具市〉
4/13 : Palais des Congrès de Paris,
Porte Maillot 17e
〈古書国際見本市〉
4/18-20 : グランパレ