ミラ流・友だちの作り方。

 ブローニュからパリ12区に引っ越しをしたら、幼稚園の雰囲気があまりに違うので驚いた。以前は子供の数も少なく、細かな面まで先生の目が行き届いていた。現在は正反対。30人の幼児に対し一人の先生がいるだけで、子供は野放し動物園状態。ミラはマンモス校の雰囲気に圧倒されっぱなし。まだ友だちができないからか、毎朝「学校行きたくない!」とごねている。
 そういえばブローニュ時代に、ミラは親友イネッサとはじめて友だちになった時の話をしてくれたことがある。「朝、中庭で、ママが行っちゃって泣いてたらね、イネッサも泣いてたよ。それで私が『Tu
es ma copine ?(あんたは私の友だち?)』って聞いたら、『Oui(うん)』ってイネッサが言ったの…」。それから二人は抱き合って泣き、以来仲良くなったという。だから新しい学校でも、同じ方法を試すようにけしかけてみた。ところが数日後、ミラは仲良くなれそうだと思った子に、「あんたは友だち?」作戦を実行したところ、『Non!(ちがう)』と言われ、見事玉砕してしまったのだ。とかく世の中、シナリオどおりにはいかないものだ。しかし、大人の私にとっても友だちづくりは難しいことなのに、ミラに「友だちなんて簡単にできるよ!」と、とってつけたような台詞を繰り返す自分…。大人なんて胡散くさいと思われても、しょうがないわけだ。(瑞)

●ルーヴルのアトリエ初挑戦!
 ルーヴル美術館へはこれまで何度か行ったけれど、できるだけ部門や作品を絞って1時間半程度の見学に抑えてきた。娘も7歳、そろそろ他の子供たちと一緒の本格的なアトリエに参加させてみようか、とルーヴルのサイトwww.louvre.frを検索すると、子供だけ、家族と一緒、など数種のアトリエが提案されている。「初めてだものねー」ということで中から選んだのはギリシャ神話の人物の一人をテーマにした〈ペルセウスの冒険
Les aventures de Pers仔〉というガイド付き保護者参加の見学コース。電話で水曜日の午後
2時半の回を予約する。
 「お天気のいい水曜日になぜルーヴルなの?」と不満げな娘を連れて、約束の15分前に美術館へ到着。ピラミッドの下、〈groupe〉と書かれた入り口をくぐるとアトリエの受付がある。時間どおりにガイドというよりもconteuse(お話の語り手)というフリーダさんが登場。彼女が率いる一行約15名は、ルーヴルの長い回廊を練り歩きながらオランダ・フランドル派絵画部門へと足を進める。ここからがまさに「魔法」のよう。悲劇の姫ダナエ、その息子のペルセウス、そしてゴルゴン姉妹のメドゥサとの対決、そして出会ったアンドロメダとの恋…数々のエピソードがフリーダさんという語り手によって、ギリシャとはまったく遠く離れたオランダ・フランドル派の画家たちの絵画作品の前で、頬を紅潮させるフリーダさんの見事な語り口によって展開していく。
 その魔術に親も子も導かれながら、あっという間に1時間半の見学が過ぎ、最後は彫刻部門で蛇を口にくわえたメドゥサの形相を皆で拝む。この次は「親なし」の見学コースをお友だちと一緒にどう?
と問う私に娘は「もちろん!」と元気に答える。楽しい午後に母子とも満足。(海)

Les aventures de Persée :
10/17、11/17、12/12、12/15。14h30。
大人8.5€、子供4.5€。予約01.4020.5177


 

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