●Festival de l’Orangerie de Sceaux ソー公園オランジュリーの室内楽フェスティバルが続いている。8月のプログラムからおすすめを紹介。 6日は、ジャン=クロード・ペヌティエのピアノでモーツァルトのソナタK332、K570他。 12日は、タティアナ・ヴァシリエヴァのチェロで、バッハの無伴奏チェロ組曲第6番、ショパンのチェロソナタ他。 13日は、ファイン・アーツSQの演奏で、モーツァルトの弦楽四重奏曲K499、ショスタコヴィッチの弦楽四重奏曲第11番他。 26日は、ロザムンデSQとビオラのリーズ・ベルトーの演奏でモーツァルトの弦楽五重奏曲K614、リゲッティの弦楽四重奏曲第1番他。 いずれも17h30開演。19€-27€/ 16€-21€(割引)/5€-10€(14歳未満)。 予約は01.4702.2229(水-金13h30-18h) 当日売りは16hから。 Orangerie du Parc de Sceaux : RER B : Parc de Seaux駅下車。 Bourg-la-Reine駅から無料連絡バスもある。 http://festival.orangerie.free.fr |
●マックフィー、ボニ… 即興音楽の分野では並ぶ者がないサックスとトランペットのジョー・マックフィー、ギターのレイモン・ボニを中心に、彼らの音楽仲間、フルートのジェローム・ブルデロン、パーカッションのマイケル・ズィーラングと佐藤真が共演する。各ミュージシャンのハーモニーやリズムがしなやかに敏捷に干渉し合いながら、新しい音空間がその場で誕生していく即興音楽ならではの興奮! 29日/21h。10€。 Atelier Tampon : 14 rue Jules Valles 11e 01.4373.5346 M。Charonne |
|
|
●Claire Diterzi “Boucle” 露出した胸に革のストラップをたすきがけしたCDジャケットは女戦士アマゾネスのよう。恐る恐る中を開くと、首や体がギターのスチール線で引っ張られた哀れな姿。サドマゾまがいの写真を撮らせてしまったクレール・ディテルジは、今、メディアが一斉に取り上げている新感覚派の才媛歌手です。 元ロックグループのボーカル兼ギタリストから独立後、黙々と創作活動をしてでき上がったのがこのシャンソン・エレクトロ。コンピューターとエレキ・ギターで歌うダミアが創唱した「暗い日曜日」は超ミステリアスな感じだし、東洋風な「アラブの王妃」も佳曲。今年のフランコフォリーにも出演。(南) |