Orgel オルゴール


 5月中旬に、パリで活動をするさまざまな分野のミュージシャン、アーティストによるスペクタクル。元ファッションデザイナーでダンサーの保坂一平、プログラマーの板倉雅幸、グラフィックwebデザインのKo’sの3人が中心メンバーのYAMATONATTOというグループ。今回は他にいろいろなジャンルの5人も参加する。コンセプトは混沌に咲く花。分野のちがう人と何ができるか。ごちゃごちゃと混じりあった中から何かが生みだされる。
 2004年の元旦に、お酒を飲みながら「おもしろいことをやろう」と結成された。「思い立ったら即実行」を合言葉に、ギャラリー、レストランバーでのパフォーマンスや、劇場での公演など10回以上を行ってきた。口だけで夢を語るのではなく、実際に行動。ネバネバしたおいしい〈ヤマト納豆〉のご馳走を味わえるのが、今から楽しみだ。
 演出:YAMATONATTO & 亀谷優子、出演:保坂一平、mariecoco、板倉雅之(ギター)、ko’s(ベース)、大石将紀(サックス)、近藤智子(フルート)、美術:田中未央子、映像:森田歩。(尚)

5月13日/20h30、5月14日/18h30。
10E/8E。
La Fenetre : 77 rue de Charonne 11e
01.4009.7040
問合せ: ko_oda@hotmail.com
06.2055.8390

●日曜の朝の室内楽
 23日は、今年36歳、みずみずしく生命感あふれるフレーズや鮮やかな美しい響きで注目されているドイツのピアニスト、ラルス・フォークト。今回のパリ公演では、モーツァルトの代表作KV330とKV332のソナタの他に、ベートーヴェンが晩年に行き着いた音楽的な高みが聴かれる第32番のソナタを演奏する。
23日/11h開演。22e。当日売りのみで10hから発売。
Theatre du Chatelet : 1 place du Chatelet 1er
01.4028.2800 M。Chatelet

●沖至と韓国ミュージシャン共演
 韓国を代表する超強力なミュージシャン、ピアノのMyonと打楽器のParkが来仏、トランペットの沖至と熱演を繰り広げる。昨年はソウルのフェスティバルでも共演し、大好評だった。
5月1日/18h。10e。

Atelier Tampon : 14 rue Jules Valles 11e

01.4373.5346 M。 Charonne

DVD
●Alban Berg Quartet “Beethoven vol.1-vol.3” (EMI)
 1989年、ウィーンのコンツェルトハウスでライブ録画された、アルバン・ベルク弦楽四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏のDVDが素晴らしい。ABQならではの緻密なアンサンブル、表情豊かな表現力で、初期の曲での晴れやかな歌心、中期の曲での大らかな抒情、後期の曲での緊張感が、そこにある。DVDの画像のおかげで、各楽器間の旋律の受け渡しやフーガの絡み具合が、よくわかる のもうれしい。特にCDでは聴き逃してしまいそうなビオラ(今は亡きトーマス・カクシュカが素晴らしい)の重要性にあらためてナットク。第1バイオリンのギュンター・ピヒラー、チェロのヴァレンティン・エルベンの気合いのこもった演奏も圧倒的だ。各集2枚組で30E前後。(真)