託児所が見つかった。

 市役所管轄の家族局(Direction de la Famille)で託児所の申請をする。選択肢としては、公の場所で大勢の幼児を預かる共同託児所(creche collective)と、妊産婦・幼児保護局(PMI)が認可した保育士が、自宅で少数の子供を預かる個人託児(creche familiale)があった。私はミラの周りに子供がたくさんいた方が良い刺激になると思い、共同託児所を希望する。希望は週5日保育だが、「空き があれば週3日でもよいか」と聞かれ、もちろん「ウイ」と答えておく。
 その後、市内にある他のタイプの託児所へ偵察に出かける。例えば、親同士の連帯で運営される非営利の託児所creche parentale、専業主婦が子供を週20時間まで預けられる公立の保育園(jardins d’eveil municipaux)などがあった。精力的にミラと共に訪問をしたが、「忙しい」と戸口で追い返されることも多かった。どこも事務担当の人など雇わず人手ぎりぎりの運営で、突然訪問の相手をする暇などないのだった。自分のの軽卒さを反省しつつも、「誰々宛に手紙を書くように」とか「△月に申し込みをすれば大丈夫」という情報が得られたのは心の支えになった。
 それから1カ月ほどし市から、共同託児所で週3日の託児が可能との手紙が届く。思いがけず早い返事に、ジルと手を取り喜んだ。だが、甘えん坊のミラが本当に託児所に慣れることができるのか、不安が頭をもたげてきた。(瑞)

読書の秋、娘といっしょに子供向けの図書館に出かけてみよう。
●Bibliotheque l’Heure joyeuse
 お天気が不安定でしかも日が刻々と短くなる今日このごろ、学校が休みになる水曜や土曜あるいは日曜に、子供たちといっしょに何をするか? 親にとっては大きな課題だ。
 読書の秋! に限らず、本が好きな娘を連れて、幼稚園の帰りや休みの水曜日によく図書館に出かけていく。パリ市には13カ所に児童・青少年向け図書館があるのをご存知? 中でも5区にあるBibliotheque l’Heure Joyeuseは、〈楽しい時〉図書館という名前だけでも素敵だけれど、それだけでなくパリでも内容がいちばん充実した図書館として名を知られている。
 まず、19世紀からの児童図書の所蔵が豊富なことがまずひとつ、そして現代の幼児・児童向け図書に加え、BD(日本でいうコミックス)の充実さも他を抜きん出ているから、子供たちが出かけたくなるのも当然だ。
 もちろんパリ市営図書館共通のカードで簡単に本を借りることができる。ただし大人のカードでは有料となるCDやカセットが、子供名義のカードなら無料で借りることができるので、子供専用のカードを作ってもらうことをおすすめしたい。
 今年はジュール・ヴェルヌ没後100周年ということで、各地でたくさんのイベントが催されているが、この図書館もその例にもれず、10月4日から11月12日まで、『〈ジュール・ヴェルヌ4つの要素:水、大地、火、空気〉をめぐる旅』という展覧会(ヴェルヌの一連作品の初版本も展示)。そして10月12日と15日(15h~)、ヴェルヌをテーマにした小さなスペクタクル。
 ジュール・ヴェルヌ以外にも、毎月第3水曜日(15h~)は4-8歳向けに、第1水曜日(10h30~)は2-3歳向けに、スライドを使ったお話会など、盛りだくさんの催し物や行事が企画されている。
 本、DVD、CD、カセット、雑誌、スライドなどを借りるだけではなく(1度に20アイテムを3週間)、こうしたさまざまな催し物に参加するのが、図書館の正しい利用法じゃないか、と思うけれど、いかが?(海)


Bibliotheque l’Heure Joyeuse :
6-12 rue des Pretres St-Severin 5e
01.5681.1560
月曜休館。開館時間や各イベントは
www.paris-bibliotheques.orgにて。