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歴史の宝庫、パリ天文台を見学した。 | ||
17世紀半ばに芸術や文学、そして科学アカデミーを創設したルイ14世が、同じ時期に現在の14区にパリ天文台を建設した。当時まわりを囲むのは修道院とのどかな田園風景で、小高い丘の上に位置することもあり天体観測には適した環境だったという。初期の天体観測法は、屋根など高い場所に立てられた筒の先に直径15センチの対物レンズをつけ、天文学者つまり観測者たちは地上から接眼レンズで対物レンズを狙い月や星を眺めていた、という。この原始的な観測法の後さまざまな望遠鏡やレンズが開発され、天文学が進歩していく。一方では天文学から派生した天文測定学によりメートル法が考案され、1793年の国際度量衡協定で採用される、などパリ天文台にはたくさんの歴史が詰まっている。 毎月第1土曜日の午後のみ行われる一般の見学では、天文台の歴史と歴史の貢献者たちの逸話が説明され、望遠鏡や測定器などのオブジェを見ることができる。フランスの子午線が天文台の真ん中を南北に貫くことを知っていましたか?そしてパリのあちこちに子午線が通る印として歴代館長アラゴAragoの名をとったメダル(写真)がはめ込まれていることは? 25年前まで使われていた屋上にある観測室を見学した後、フランス歴代の時報を告げる機械の展示室を見学して約2時間のコースはおしまい。「ふーん」「へえー」をこんなに連発したのは久しぶり。(海) Observatoire de Paris : ★見学は要予約。このコースは天文学に興味のある中学生から。学校など児童向けの見学も受け付けている。 |
●Jack et le haricot magique フランスの子供たちも『ジャックと豆の木』が大好き。この民話の音楽劇『Jack et le haricot magique』が大好評で続演決定。ジャック、おんどり、牛、大きなクモが歌ったり踊ったりで大騒ぎ。ジャックを追いかける鬼もすごくこわいらしい! 6月29日までの水と土/15h。10e。 Thatre des dechargeurs : 3 rue des dechargeurs 1er 01.4236.0002 M。Chatelet ●Papa ■水曜の午後は童話を楽しむ |
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