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「従兄弟たち」の舞台にみんな大笑い。 | ||
●Les Cousins 一族が運営するフラテリーニやブグリオンヌのような大きなサーカス団で働く人々は、どこかで血縁や縁故があり互いを「Cousin(従兄弟)」と呼びあうという。サーカスの修業を積んだルネ、ジュロ、ロロ3人が、「Les cousins(従兄弟たち)」関係を築いたのは今から約15年前のこと。ルネとジュロが日本で一緒に仕事をしたのがきっかけで、パリで大道芸を披露しながら「一緒に何をしようか?」と模索した、のだという。 ピエロのルネ、曲芸のジュロ、そして軽業はメガネのロロ、というように、それぞれが得意芸を持ち、各自がアイデアと知恵と体力を持ち寄ってひとつの舞台ができ上がる。サーカスの芸だけにとどまらず、バレエのようなエレガント? な踊りもあれば、漫才のようなギャグもあり、バスター・キートンやチャップリンが見せたような可笑しさと優しさ、そしてちょっぴりの哀しさが行き来する。こんなバラエティに富んだ出し物がLes Cousinsの舞台といえばいいだろうか? これまで、日本をはじめとするアジア、ヨーロッパ各国、アフリカ大陸など、多くの国でしかもその国の言葉で披露してきた舞台は「言葉は違っても笑いは世界共通。大人にも子供にも喜ばれるけれど、大人と子供とは笑う部分がまったく違う」と従兄弟たちは話す。この舞台は、どこが子供に受けてどこが大人に受けているのだろうか? ルネ、ジュロ、ロロに道でばったり出会ったら「Salut Cousins!」と声をかけて舞台の感想を知らせてあげてほしい。(海) 4月16日まで(木-土20h30、日17h)。 10~20€。 Cabaret sauvage : Parc de la Villette / 59 bd Mac Donald 19e 01.4209.0109 |
●子供たちにどんな本を買う?
子供たちにどんな本を買おうかな、といつも悩んでしまう人、大きな本屋の子どもコーナーで平積みになっているものを選んでもいいけれど、出版社側や本屋の意図に乗せられているのではという疑問を感じてしまう人、そんな人には、国営テレビ局 France 5の “Les Maternelles”という番組が役に立つだろう。 |
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