シャンパーニュ地方のトロワ市から30kmくらい南に、シャウルスという小さな町があり、ここを中心に古くから作られている白カビチーズです。夏が近づくにつれておいしくなってくる。白カビチーズでは、カマンベール、ブリなどに次いで人気もの。
2、3週間熟成された若いものは柔らかな白カビでおおわれ、牛乳チーズならではのどこまでもクリーミーな味わい。シャブリなどの白ワインで食べたいとこ
ろ。写真のごとく熟成が進んだものは、表面にちょっと褐色が現れ、塩味もしっかりとしてきて、どこかキノコの香り。予算が許したら、ブルゴーニュ産などの
こくのある赤ワインを合わせたい。
シャウルスは高さが6センチ前後で、直径8センチくらいのものと10センチ以上のものと、二つのサイズがある。少人数の時や、盛り合わせにしたいときは、大きいものなら1/4、小さいものなら半分、と切り分けてもらおう。(真)