インド舞踊ひとすじ50年。 Malavikaさん

 レピュブリックの雑然とした通りを入った中庭に、外の喧噪とはまったく縁のないサロン風のスペースがある。フランス人で初めてインド舞踊のダンサーになったマラビカさんの個人的なアトリエだ。
芸術に深い造詣のある人が自宅にアーティストを招待して催されるサロン。そんな生活をしていた音楽家と学者である両親の影響を受け、10年前に自宅の一部を小劇場のように改造した。
 小さい時からクラシックダンスを習い、13歳の時にインドの有名な舞踊団のヨーロッパ公演に参加。以来踊り続けて50年以上になる。外務省の奨学金を受け、南インドのマドラスに長期滞在し、舞踊を学ぶことに専念。今ではその選考審査員となっている。
 劇場での公演、教室のかたわら、女優である妹やインドからの音楽家たちと、演劇やコンサートなども催す。30人入るといっぱいになってしまう小さなスペース。公演後には飲みながら、語り合える場となる。友人や生徒たち、インド文化に興味のある人が交流できるプライベートなパーティのような雰囲気となる。「直接的な福祉活動はできないが、芸術の美しさが、貧困や暴力の少ない平和な社会に寄与できるよう願いながら、これからも踊り続けたい」と情熱的に語る。(尚)

*マラビカさんの公演スケジュール:

2月は7日、17日、22日、26日

3月は13日、22日 いずれも20h30 14euros

Malavika : 8 rue Bichat 10e

01.4240.4097(要予約)