サン・マルタン運河が面白い。

ここ数年、サン・マルタン運河界隈が注目を浴びている。
西岸(Quai Valmy)には、どこかアムステルダムを思わせるようなおしゃれなブティックやレストランが並び始め,若者たちの姿が増えた。
運河沿いから少し入ると、映画『北ホテル』で描かれたような懐かしさいっぱいの庶民的な雰囲気がそこかしこに残っている。

そんな新旧のよさが微妙に同居していることが人気の秘密にちがいない。
19世紀初頭、ナポレオンがパリ市民に飲料水を提供することを目的に、この運河の掘削を命令したという。その後、運河の水を使う陶器やなめし革、クリスタルなどの工場も多く作られてにぎわっていたが、1960年代にはすっかり荒廃し、埋め立てて高速道路を建設する計画もあったが、パリ東部開発計画とともに見直されるようになった。
また運河沿いの住民たちの努力で、ヴィルマン公園が保存され、ふだんは交通量の多い両岸が、日曜には遮断されて歩行者天国になった。

天気のいい日には、運河の水のきらめきを受けながら、太鼓橋を渡ったり、水門を通過するペニッシュを眺めたり、座って読書をしたり、釣りをしたり、パリではまれな、のんびりとした時間を過ごすことができる。





構成:佐藤真 協力:益子実穂、田中里絵、林瑞絵、池田清華、ダン・ベロー、ベルナール・ベロー
     

毎日曜日は、運河の西岸も東岸も歩行者天国。家族連れや若者達が集まり、それぞれローラー、自転車、あるいはランチ、ショッピングを楽しんでいる。

 


Chez Pruneは雑誌などにも頻繁に登場するカフェレストラン。写真は日曜名物ブランチ(12h-16h 10€/15€)。
71 quai de Valmy 10e
01. 4241. 3047 無休


二つの橋は “pont tournant” と呼ばれ、ペニッシュなどが通るときは、約90度回転して開き、自動車の通行が一時ストップする。


ヴィルマン公園でも昼寝姿が多い。
運河脇で見つけたネコの絵。

 

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