ジャン=ピエール・タンボー通りは、今はやりのオーベルカンフ通りのミニ版のようなにぎわいがある。モロッコ、スペイン、アンティーユ諸島、セネガル、自然食…と、歩いて15分足らずの通りに、50軒以上の飲食店が立ち並んでいる。 多くの店が通りに面し、ガラス張りになっているので、店内の雰囲気が一目瞭然。外に貼ってあるメニューと客層をみながら、自分に合った店を選ぶことができる。巨大スクリーンのテレビが目立つカフェバー、薄暗いピアノバー、映画をテーマにしたブラッスリー、とバラエティーに富んでいる。小さな道の角にある”Le Chat Noir” も、見ためはよくあるビストロ風。ただし、夜9時を過ぎると、テーブル席2つがステージに早変わりし、 ライブ演奏が始まる。 カウンターで立ち飲みしながら、または目の前のテーブルで食事をしながら、音楽を楽しむことができる。開いている窓からも音楽が流れてくる。チェコ、アフリカなどのエスニック音楽あるいはジャズなどが、週末には毎晩演奏される。40席しかない細長い1階席に音楽が鳴り響く。 食事はポルトー酒風味のチキン、子羊のグリル、蟹の爪のファルシ、サラダなどがあり、7~9.50ユーロ。ビールやワイン2ユーロから。 ここは1年半前にオープンしたが、徐々に店内を改装しているという。秋からは地下のカーブも使えるようにし、防音設備もつけ、もっと頻繁にコンサートを行いたい、とスタッフは張り切っている。(尚) |
*76 rue Jean-Pierre Timbaud 11e 01.4806.9822 |