一時のピアソラブームが去ってタンゴは下火に? −とんでもない! パリでは毎晩必ずどこかしらでバル(踊りの集まり)が開かれ、タンゴはしっかり根づいている。日が延びて夜外出したくなる今の季節、タンゴを踊りに出かけてみてはいかがでしょう。 http://www.letempsdutango.comという必見のサイトを、まずはチェック。タンゴに関することなら何でも載っていて便利。 いきなりバルに行くのに気がひけるなら、レッスンからスタート。バルの会場で行われるレッスンに参加すれば、レッスン後そのままバルを楽しめる。 残念なことにパリのタンゴ愛好者はかなり閉鎖的。仲間以外とはパートナーチェンジをしない人、うまい人としか踊りたがらない人も少なくない。パートナーのいない人はレッスンで仲間を作ったり、誰でも中に入れる雰囲気のバルを選ぶなどして「壁の花」回避を! いちげんさんお断りの空気の漂うバルでも、踊らなくて見るだけで十分楽しめるところもある。オススメはAux Neuf Billards(179 rue Saint-Maur 11e 月曜21h30~)。ここは常連客ばかりだが、音楽も店の雰囲気も最高。踊る人はみなかなりのレベルで、一見の価値あり。 もう一つのオススメは、La Milonga Comme a Buenos Aires(94 rue Jean-Pierre Timbaud 11e 01.4031.7671)。古めかしく幻想的な空間で、ブエノスアイレスに行ったことのない人も思わず「ブエノスアイレスみたい」と言ってしまう。こちらは最初にレッスンが開かれ、初心者でも入りやすい雰囲気。不定期開催なので問い合わせを。(沙) |