助産婦さんもデモ行進。



赤ん坊はキャベツから自然にではなく
助産婦さんの手によって生まれるとアピール。
 4月12日、パリはデモでにぎわった。パリ店閉鎖に抗議する “Marks & Spencer” デパート社員とビスケット工場閉鎖に反対する”Danone-LU” 従業員のデモがオスマン通りで、待遇改善を要求する助産婦さんのデモがダンフェール・ロシュロー広場からモンパルナス経由、首相官邸までというコースで行われた。
なかでも助産婦さん(Sages-Femmes)のデモ行進は、拡声器で声を張り上げて攻撃的に自分たちの実状や要求を訴える従来のスタイルと違って、ちょっと新鮮だった。もちろん、彼女たちも労働条件のひどさを訴えているのだけれど、サンドイッチをかじりながら(!)、デモというよりパレード。替え歌を歌ったり、ワールドカップ優勝時の掛け声をもじって、アン、ドゥー、バックプリュス、キャトル(BAC+4 =バカロレア後4年という学歴の割に給与が低いという主張)なんて声を合わせたりなんだか楽しそう。また、ピンクのユニフォームを着た助産婦さんが多く、若い女性がほとんどなので結構華やかな感じに。そのうえ周囲の目をひくように、妊婦のごとくお腹を膨らませたグループや、肩や背中に赤ちゃん(もちろん人形です)をしょったグループ、頭にキャベツをのっけたグループとそれぞれが工夫を凝らしていたのが印象的だった。
 彼女たちによれば、お産に関わる仕事の70% は助産婦さんによるものという。生命の誕生に携わる尊いお仕事です。その働きに見合った待遇が得られるよう、がんばれと声援したくなったひとときでした。(里)
“LU”の方は従来ながらの強硬スタイル。