年齢、国籍、そして年代も超え、ビ・バップを踊る! Caveau de la Huchette

 サン・ミシェル街のギリシャレストランが並ぶユシェット通りに、パリで初めてジャズが演奏されたライブハウスが今でも存続している。1946年に開店した Caveau de la Huchetteは、ニューオーリンズ・ジャズやスウィング・ジャズの殿堂として知られ、ライオネル・ハンプトンやアート・ブレーキーら大物ミュージシャンが多数出演している。
重厚な木製のドアを入ると1階は広々としたバーになっている。入り口近くに地下のホールに下りる階段がある。ところが奥にも階段があり、そこからは別の部屋を経由して地下のホールにつながるという複雑な構造になっている。というのも、この地下室は16世紀から秘密の集会場、法廷や牢獄として利用され、地下通路はシャトレやサン・セヴラン僧院まで伸びていたという。
オーナーのドゥリス氏はマリンバ奏者。月に何度か自分のオーケストラをひきつれ出演する。演奏活動に忙しく、店の経営はほとんど息子に任せている。
 昼間はビ・バップのジャズによるダンス教室が開かれていて、夜10時からのビッグバンドの生演奏にあわせて、60歳を超えるダンス教師と若い女性生徒がエネルギッシュに踊る姿が目につく。コットンクラブのような華やかさはないが、週末になると観光客も押し寄せ、朝まで熱気と笑顔であふれる。
 フランスだけでなく米国からも、ブギウギ、ニューオーリンズやスウィング・ジャズ、リズム・アンド・ブルースのバンドが毎晩出演している。(尚)


入場料:60F (金土・休日の前日は75F)
飲み物:26Fから。
営業時間:21h30~2h30 (金曜 3h30、
土曜・祭日4hまで。)
*Caveau de la Huchette
5 rue de la Huchette 5e
プログラムは01 43 26 65 05まで。