“J’aimerais que l’on disperse mes cendres dans un ouragan pour que mon histoire d’amour avec les forces de la nature ne s’arrête jamais. Partir en tourbillon au ciel pour un Monsieur Météo, c’est dans l’ordre des choses.” |
テレビの天気予報番組に革命をもたらした”Monsieur Meteo” ことアラン・ジロ=ペトレさんが、大みそかの朝、ガンのために亡くなった。49歳だった。 1972年に外報記者としてORTF (フランス国立ラジオ・テレビ局) に入社、81年から男性として初めて天気予報番組を担当する。「フランスでいちばん観られているテレビ番組は天気予報」と見抜いた彼は、派手なジェスチャーやジョークを交えたエネルギッシュな解説で、個性的な天気予報を誕生させた。イアリングをしたり、ポニーテイルに結わえたりして視聴者を驚かせたこともあった。雨の日でも「これで農作物がよく育つでしょう」と、都会人向け以外の視点を忘れなかった。 「自然のさまざまな力と私の愛の物語が途絶えないように、遺灰はハリケーンの中に巻き散らしてほしい。渦になって空の中へ旅立つのは、天気予報男にふさわしい」と語っていたが、フランス各地を襲った大暴風の数日後の死だった。(真) |