ニジェール川で結ばれた音楽家たち

■ LE FESTIVAL DE L’EAU
 カメル・ゼクリは自由でいながら歌心にあふれた即興を聴かせてくれるギター奏者として最近注目されている。サハラ砂漠の南の地方出身でウードのような伝統楽器もとてもうまい。今月は、Son d’hiver という音楽祭で、マリやニジェールの音楽家+フランスのインプロヴァイザーたちという興味深い一連のコンサートの仕掛け人になっているので、話を聞いてみた。
 「数年前に友人と2週間かけてニジェール河の一部を下ったことがあり、宿泊地の村々でそこの音楽家たちと演奏しました。その時に、彼らにとって音楽は日々の生活と切り離せないものだ、ということを強く実感しました。そんな彼らと再会できるのは素晴しい経験になると思う。アニック・ノザッティ、ブッチ・ローヴァン、ルカン・ニンといったジャズの即興家たちとの共演だけれど、みんなしなやかな精神の持ち主だから、ジャズと伝統音楽のフュージョンになることはなく、どこにもなかったような、無国籍の新しいサウンドが生まれるにちがいない。特に31日の公演は夜通し続き、アフリカの食事なども用意されるし、ニジェール河のほとりのお祭が再現されるだろう」
*Instants Chavires(22、23、24日/ 20h30、80F):7 Rue Richard Lenoir Montreuil 01.4287.2591
*Salle J・Brel(31日/20h30、90F) :
164 Av. Gallieni Fontenay sous Bois
01.4687.3131

■ CYRANO DE BERGERAC

エドモン・ロスタンのシラノは、前世紀の終わりから演劇・映画で多くの役者によって演じられてきた。 今回、この世界的に有名な醜い鼻を持つ剣客を演じるのは、若いころは「ジェラール・フィリップの再来」と騒がれたフランシス・ユステール。この役者はシラノには似つかわしくない繊細な顔だちで、最初は戸惑う。だが、愛するロクサーヌを陰から口説くモノローグの場面では、醜い鼻を恥じながらも美しいロクサーヌに恋焦がれる心の葛藤が切実に演じられ、「上手い!」と思わずうなってしまった。3時間弱の長さも苦にならない楽しい芝居です。1/30日まで(火~土/20h30 日/15h30)、120/160f。        (海)
*Theatre National de Chaillot:
1 Place du Trocadero 16e
01.5365.3000


 

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