Côte-de-Beaune village
14世紀末にブルゴーニュ公が、もっぱらピノ・ノワール種のブドウを使うようにと規制したことなどによって、どんどん品質が向上していったブルゴーニュワイン。中でもコット・ドール県に名酒が多いが、コット・ド・ボーヌ・ヴィラージュは、その南に属する地方で作られている赤ワイン。ポマールやヴォルネーよりは格下ではあるけれど、まだまだ手が届く値段で、ブルゴーニュ産ならではの味わいがある。コット・ド・ボーヌのワインは 「féminin 女性的」と言われるが、なるほど、ふくよかな香り、柔らかなタンニン、グロゼイユやカシスといった赤い果実の風味…。