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上院はEU・カナダ包括的経済貿易協定(CETA)の廃案を賛成211票、反対44票で可決した。関税の引下げ・撤廃を定めるCETAは2016年にEUとカナダの間で締結され、各加盟国の批准作業と並行して17年から暫定適用されている。仏では19年に国民議会で承認されたが、政府は否決を恐れて上院審議を棚上げに。今回は共産党議員が法案提出の機会をとらえ、CETA廃案法案を提出。左派諸党と多くの共和党議員が賛成した。共産党は5月末に国民議会にも同様の法案を提出する構えだ。牛の畜産農家は、カナダ産の安い肉の輸入が増えると猛反対。
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