ルーアン文学散歩:フロベールとモーパッサンの師弟愛 2015-11-17 本 0特集記事 パリから特急電車にゆられて約1時間10分ほど西に進むと、ノルマンディーの中心都市であるルーアンに到着する。駅からまっすぐ伸びるジャンヌ・ダルク通りを行けば、歴史的建築物が立ちならぶ美しい旧市街はすぐそこ。手をこらした緻密な装飾に彩られた後期ゴシック建築はどれもこれも圧巻で、ルーア [...]
フランス流 柔の道 2015-10-15 フランスの文化 0特集記事 1930年代にフランス語辞典ラルースが「JUDO」を紹介し、川石酒造之助(かわいし・みきのすけ)が柔道普及に努めて以来、フランス人にとって柔道は身近な存在だ。柔道の始祖・嘉納治五郎(かのう・じごろう)の教えを継ぐ精神性を重んじた日本の柔道文化を尊重しながら、指導方法はフランス式に [...]
気候変動、 わたしたちに できること。 2015-09-20 フランスの文化 0特集記事 11月30日から12月11日まで、パリ北東郊外のル・ブルジェで、COP21(「国連気候変動パリ会議」正式には国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開かれる。これをきっかけに一般市民の環境意識を高めようと、秋から冬にかけて、多くのイベントがフランスで企画されている。 その一つ「 [...]
近代建築の名作、 カヴロワ邸を訪ねる。 2015-07-15 パリから行ける街 0特集記事 北の都リールの郊外クロワに、1932年に完成した邸宅「ヴィラ・カヴロワ」がある。建築家ロベール・マレ・ステヴァンスが設計した、このとてつもなく大きな家は、近代建築の名作として知られています。 1990年歴史的建造物の指定を受けたカヴロワ邸は、2001年に国が買い取り、長い年月をか [...]
「美は乱調にあり」-大杉栄、パリで乱れる。 2015-06-16 フランスの文化 0特集記事 パリに すきな事あり 女の世話のないのと 牢屋の酒とたばこ 闘え。闘いは生の花である。 みのり多き生の花である。 (「むだ花」 大杉 栄) アナキスト、大杉栄(1885-1923年)。今でも読みつがれている彼の文章は天衣無縫の楽天主義と自由を求める精神に貫かれている。そして、みず [...]
カンヌ! 2015-05-15 イベント 0特集記事映画 (C) FDC _ G. Thierry 新緑深まる5月は、オリンピックに次いで世界で最も報道されるイベント、カンヌ映画祭の季節だ。68 回目の今年は13日から24日まで開催。盛装に身を包むスターの艶姿とともに、新鮮な映画ニュースが発信されるだろう。世界最大の映画マーケットも併設 [...]
フランスの日本庭園へ。 2015-04-15 インタビュー 0特集記事日本が好きなフランス人 Jardin Zen d’Erik Borja – Photo : Paul Maurer パリ、1867年。第2回目のパリ万国博覧会で、薩摩藩と佐賀藩、江戸幕府によって日本文化が紹介された。しかしその後、日本庭園が初めてヨーロッパに登場するのは、187 [...]
ルマンは「24時間ルマン」だけではない。 2015-03-16 パリから行ける街 0特集記事 オヴニー編集部には、ルマンから通っているスタッフがいる。TGV出勤である。片道54分だから無理ではない。それがきっかけで、カーレースの「24時間ルマン」くらいしか知らないボクらだが、ルマンに週末旅行。 旧市街は、『シラノ・ド・ベルジュラック』やロメールの『美しき結婚』などといった [...]
飲みすぎには気をつけましょう! 2015-02-16 パリの出来事 0特集記事 ベルヴィル駅の近く、Zorba(137 rue du Faubourg du Temple 10e) のリュシアン君とパペシ君。気前よくウオッカを注いでくれる。 オヴニーのスタッフが、仕事が終わってから息抜きにアぺリチフを飲みに行く店や、レストランで食べた後に食後 [...]
下町の内科医、ローランスさんの一日。 2015-01-16 パリの出来事 0特集記事 職業シリーズ第12弾は、11区に診療所を構える一般内科医médecin généralisteのローランスさん。30年近く患者を診察している。そんな彼女の一日を追ってみた。 フランスでは、身体に変調を感じたらまず、内科医である主治医médecin traitan [...]