KATAGAMIに魅せられて。ジャン=リュック・アルノルドさん 2019-06-15 インタビュー 0日曜営業インタビュー日本が好きなフランス人 伊勢型紙を初めて見たときの、気が遠くなるような感覚は今でも覚えている。免疫ができたつもりでも、見るたびにその精緻な作業に心打たれ、それぞれの意匠に意表を突かれ、美しさに唖然としてしまう。 ジャン=リュック・アルノルドさんも、そんな型紙の世界に魅了された。フランス経済・財務省の官僚 [...]
ネネット、50歳。動物園のスター・オラウータン 。 2019-06-14 こどもとおでかけ 0 その姿を一目見ようとやって来る大勢の人間たちを、ネネットはガラス塀のなか、高いところから見下ろしている。時に降りてきてはこちらを一瞥(いちべつ)する。目が合ったような気がして、こちらの胸はドキンとする。 パリ植物園内にある動物園のスター、ネネットは今月16日で50歳。飼育オランウ [...]
半世紀経って再現されたジャコメッティのアトリエ。 2019-06-14 アートイベント 0日曜営業 20世紀近代芸術を代表する彫刻家アルベルト・ジャコメッティ(1901〜66)が住んでいた家が、14区のイッポリット・マンドロン通りに遺されています。イタリア国境に近いスイスで生まれ、1922年にパリに来たジャコメッティは、26年から死ぬまでの40年間をこの家で過ごした。30年から [...]
D-Day:伝説と史実の狭間で。 2019-06-14 フランスの出来事 0 ノルマンディー上陸を記念する6月6日(D-デイ)の式典は、当初は作戦に参加した連合国首脳のみの戦勝祝いだったものが、ミッテラン時代に平和を再認識する欧米サミットに、シラク時代にドイツ首相も参加するEU結束の場に、5年前のオランド時代にはロシア、ウクライナも招待し、国際平和会議の様 [...]
安い冷凍の真ダラを使って、バスク風に調理してみた。 2019-06-02 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Cabillaud à la basquaise 友人が不意に来ることになった時とか、市場に行けなかった時のために、わが家の冷凍庫にはいつも真ダラのおろし身filets de cabillaudが入っている。生と比べて値段が半額近いし、きちんと解凍さえすれば負けないおいしさになる [...]
カンヌでパルムドール受賞作、ポン・ジュノ監督『Parasite』。 2019-05-31 舞台・映画 0 カンヌ映画祭の話題作が早くもフランスで劇場公開だ。監督は『グエムル−漢江の怪物−』『オクジャ/okja』のポン・ジュノ。シネフィルから支持されながらもしっかり大ヒットを飛ばし、ネットフリックスも才能に目をつける幸せな韓国の鬼才だ。まだ本原稿の執筆段階で受賞結果は出ていないが、「何 [...]
イスタンブールの眼 写真家 Ara Güler 回顧展 2019-05-29 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 6月15日(土)まで 「イスタンブールの眼」と呼ばれたアラ・ギュラー(1928-2018)は、トルコ写真界の巨匠。50年代にタイム、ライフやパリマッチの写真家に。人間の営みが色濃く感じられるイスタンブールの街並みや漁村には不思議な懐かしさがある。ヒッチコック、ピカソなど著名 [...]
フダンソウの炒めもの 2019-05-24 野菜料理 0 前号のフランス料理のレシピで使ったフダンソウ bletteは、17世紀くらいに中国から日本に伝わり食用にされてきた。沖縄ではンスナバーと呼ばれ、豆腐や缶詰のツナと一緒に炒めたり、煮たりされて好まれているそうだ。今回はツナの代わりに中国腸詰を入れて炒めてみた。 緑の葉と白く太い [...]
エイのひれ、白ワイン風味でオーブンで焼くと手間がかからず、うまい! 2019-04-20 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Ailes de raie au four エイのひれは、焦がしバターかけが定番になっているが(702号エイのヒレ)、白ワインを注いでオーブンで焼いてみたら、定番に負けないおいしさになった! 4人分として大きいもの1枚、小さめなら2枚買ってくる。黒みがかった皮はとってあっても白い [...]
ムール貝入りちゃんぽん 2019-04-17 魚料理特選レシピ集 0#RestezChezVous 今回は長崎名物ちゃんぽん。せっかくフランスにいるのだからムール貝入りです。野菜は好みだが、ニンジン、キャベツ、セロリ、サヤインゲン、玉ネギ、水で戻したキクラゲ…。豚肉やゆでエビのむき身、中華風揚げかまぼこも参加の豪華版だ。 ムール貝を洗う。フライパンに水少々をとって強火にかけ [...]