マダム・キミのシルバーラウンジ:7月1日号 2016-07-13 シルバーラウンジ 0連載コラム N子さん(60代後半)はミッション系学校のあと、大学は仏語科卒。外資系会社に勤務。当時勤務関係で出会ったフランス人のM氏の帰国に合わせ渡仏し結婚する。息子2人。ご主人は数年前に病死、今は南仏の町で週に1回は孫2人の面倒をみながら翻訳の仕事などをしている。 ご夫婦で長い間、海外の教 [...]
ホピ族の神聖なオブジェ、守りたい。 2016-07-08 抵抗する人 0連載コラム 「大統領閣下、私たちはアメリカで先住民族の芸術品を所蔵し、彼らの芸術、文化と権益を守るための文化施設の責任者です」と始まる嘆願書が、昨年、オランド大統領や外相、文化相、法相らに送られた。先住民研究の権威とされる北アリゾナ博物館館長ら6人の連名の書面は、2013年からパリで、アメリ [...]
Don Quichosse のエスパドリーユ 2016-06-18 MADE IN FRANCE 0連載コラム 初夏の抜けるような青空が広がる日がやってくると、むしょうにエスパドリーユ (espadrilles)が履きたくなる。底はジュート縄、上はキャンバス地という軽く涼やかなエスパドリーユは、フランス人の夏とは切っても切り離せないものだ。 エスパドリーユは14世紀にすでにカタルーニャ地方 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:6月1日号 2016-06-07 シルバーラウンジ 0連載コラム S 子さん(69)は、昨年12月、ご主人(81)を亡くし、 想像もしなかった未亡人の生活を送っている。ご主人は長崎に生まれ少年時代の思い出を胸に秘めて暮らしてきた。36歳のとき画家である彼はシベリア鉄道で70年に渡仏。S子さんは兵庫県で銀行員だった。28歳のとき、彼が個展のために [...]
Design for peace 2016-06-03 社会ラボ 0連載コラム フランスのNPOが、アフリカの難民の自立を支援するため、難民の職人芸とフランスの若手デザイナーの才能を融合させてデザイン性の高いシックな製品を作るプロジェクト「デザイン・フォー・ピース」を展開している。2012年のマリ北部紛争で隣国のブルキナファソに避難した人々は約2万5千人。 [...]
クルヴェット・グリーズの 茶わん蒸し 2016-05-24 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous どこの魚屋にもクルヴェット・グリーズcrevettes grisesというちょっと灰色がかった小エビを売っている。これは、英仏海峡でとれたもので、そのままレモンをかければ素敵なおつまみ。この小エビが特産のベルギー北部の港町オステンドでは、むき身にしてからクリームコロッケにする。 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:5月1日号 2016-05-08 シルバーラウンジ 0連載コラム Y子さん(67)は20歳の頃、特に祖母から見合いを勧められ、彼女の顔を立てるためという約束で1回は受け入れたものの、これではたまらないと日本脱出。長年第一外国語で学んだフランス語を生かし航空会社を皮切りにフランスではいろいろな職業を経験する。フランス人のご主人は50歳で航空会社の [...]
Hors Pistes – L’art de la révolte 2016-05-04 社会ラボ 0連載コラム 社会、経済、政治のシステムに反旗を翻す世界中の市民運動をインスタレーション、ビデオアート、映画、写真で見せる「展覧会+パフォーマンス+映画+参加型図書館」のイベントがポンピドゥ・センターで始まった。3月末からパリのレピュブリック広場で続いている、市民の自主集会 “N [...]
タイのおろし身のポワレ、エシャロット風味バターソース添え。 2016-04-20 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Filets de daurade poêlés Daurade royaleと呼ばれるタイは、養殖ものなら12ユーロ前後と手頃。魚屋にウロコをとって皮ごと三枚におろしてもらうのだが、頭と骨も忘れずに持ち帰る。 まずソース用にフュメ・ド・ポワソンを作る。タイの頭と骨の血や汚れを [...]
BRMの高級スポーツウォッチ 2016-04-19 MADE IN FRANCE 0連載コラム スポーツウォッチといってもシャープでスタイリッシュなものが最近は人気があるようだが、いかつい感じでいかにも、というのがBRM(Bernard Richards Manufacture)の機械式高級スポーツウォッチだ。 高級腕時計といえばまずスイスのメーカーが頭に浮かぶが、以前はフ [...]