Ovni | Numéro 867

L’illusion verte グリーンウォッシングの実態。

 企業や団体が「環境に良い持続可能なことをしている」と公言しながら、それが誇大広告であったり、裏では逆のことをしていることを「グリーンウォッシング greenwashing」という。  オーストリアのヴェルナー・ボーテ監 […]

ルソーの静かな食卓 〈1〉

 ジャン=ジャック・ルソー(1712〜1778年)は、18世紀のフランスを舞台に活躍した異端の思想家だ。ヨーロッパ中でベストセラーになった恋愛小説『新エロイーズ』(1761年)、自由な社会について論じた『社会契約論』(1 […]

Anthony Braxton

 いつまでも忘れられないコンサートというものがあるけれど、1971年ラジオフランスの大スタジオで聴いたCircleというカルテットもその一つ。チック・コリアが楽しみだったのだが、リード奏者アンソニー・ブラックストンの素晴 […]

マダム・キミのシルバーラウンジ:2019年2月1日号

   Cさんは87歳。画家のご主人(木原康行氏)と共にパリに来たのは49年前のこと。彼は少年期の病が元で35歳で聴覚を失ったが、銅版画界では希に見る創造性をもって数々の傑作を遺し、2011 年に亡くなった。未亡 […]

La petite Ambassade d’Auvergne オーヴェルニュの選りすぐり

 ポンピドゥ・センター近くの〈アンバサッド・ドーヴェルニュ〉といえば、餅のようにビヨーンと伸びるチーズ料理、アリゴで有名なレストラン。その近くにオープンした姉妹店の食品店を訪れてみた。  オーヴェルニュ地方の選りすぐりの […]

Chagall-Du noir et blanc à la couleur 白黒のシャガール

 色彩の美しさで知られるマルク・シャガールは、白黒の絵もいい。それを見せてくれるのが、エクサンプロヴァンスで開催中のシャガール展だ。第二次大戦中、アメリカに逃れ、1948年にフランスに戻った。展覧会はその後、85年に没す […]

新食品法で、出費増。

 10月に国民議会で可決された食品法が1月1日より施行された。スーパーやハイパーなどで一般的になっている食品の大幅な値下げは最高34%までに制限される(飲料の容量は25%増まで)。生産者の収入増が目的なのだが、消費者にと […]

セロリの根っこのマヨネーズ和えは、定番のアントレだ。

Céleri rave rémoulade  ソフトボール大ほどのセロリの塊根céleri rave は日本人にはなじみが薄いけれど、せん切りにしてマヨネーズで和えたrémouladeを食べたことがあるだろう。この野菜、 […]

Serges Kassy コートジボワールの新しいレゲエの星

2月9日(土)  コートジボワールはジャマイカに次ぐレゲエの国。アルファ・ブロンディに次ぐスターは、セルジュ・カシ。低めの太い声が力強く、2011年ドゥエクエでの大量虐殺を歌った『AlloDuékoué』というプロテスト […]

Foujita,œuvres d’une vie 藤田嗣治:生涯の作品(1886-1968)

  3月16日(土)まで  昨年日本で開催された大回顧展を元に、在仏の作品と併せて36点の油彩で構成。メキシコ旅行中に描いた伴侶マドレーヌの肖像、沖縄の人物像、戦後、戦争協力だと批判の対象になった戦争画から、パ […]

ワイン擁護

 ディディエ・ギヨーム農相は16日テレビで、ワイン擁護の、事実無根の発言をしたから、医学界などから強い批判を浴びた。

Ozlem:アナトリアの家族が育み伝え続けるケバブ料理。

 とっても満たされた気持ちになれるケバブ料理に出会った。1987年の開店以来、3世代に渡って受け継がれているトルコ人の家族経営のお店だ。  サンドイッチは全6種類(7€)。24時間マリネした仔牛と七面鳥の肉を串に巻きつけ […]

フェルナン・クノップフ – 夢の世界

3月17日(日)まで Fernand Khnopff / Le maître de l’énigme   ベルギーの象徴主義の画家、版画家、素描家のクノップフ(1858-1921)の40年ぶりのパリでの回顧展 […]

口から入ってお尻の穴まで、腸と微生物をめぐる大冒険。

Microbiote, le charme discret de l’intestin  若きドイツの医学博士、ジュリア・エンダースが、腸と微生物の働きをわかりやすく解説説した健康書『Le charme di […]

アール・ブリュットの世界。

 1945年、フランス人画家ジャン・デュビュッフェが提唱した概念「アール・ブリュット(Art Brut)」。専門教育や文化潮流の影響は受けず、内なる衝動から生まれた芸術作品を指す。日本では「生(き)の芸術」などとわかりに […]

「大討論」スタート。黄色いベスト運動は新たな局面へ。

 「黄色いベスト」運動の1月26日の第11行動参加者は内務省発表で6.9万人。数は減少しながらも運動が続くなか、マクロン大統領が12月に打ち出した「全国大討論(Grand débat national)」や、それと並行し […]

OVNI 867

OVNI 867 : 01/02/2019

ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲、第2作。『Qu’est-ce qu’on a encore fait au Bon Dieu?(最高の花婿)』

 異文化が引き起こすデリケートな摩擦を笑いに変え、国内1240万人の動員を記録した前作から4年。フランスで5人に1人が観たメガヒット作品の続編だ。ロワール地方に住むブルジョワ階級のヴェルヌイユ夫妻は、「偉大なフランスの栄 […]

作曲家ルグラン氏、死去

1/26  映画『シェルブールの雨傘』などの作曲で世界的に知られるフランスの作曲家ミシェル・ルグラン氏がパリで亡くなった。享年86歳。 パリ生まれの同氏は10歳からパリ国立高等音楽院でピアノと作曲を学び、1950年代から […]

ゴム弾使用、禁止ならず

1/25  パリ行政裁判所は治安部隊によるデモ時のゴム弾(LBD)使用中止の訴えを退けた。労組CGTと人権擁護団体LDHの訴えに対し、パリ行政裁は禁止判断は国務院の権限とし、ゴム弾使用時には今後は治安部隊の胸につけたカメ […]

エネルギー移行方針発表

1/25  エコロジー移行省は政府のエネルギー政策文書をネット上に公表した。マクロン大統領が11月末に発表した方針を踏襲したもので、原発による発電を電力全体の50%(現行71.6 %)に下げる方針を前政権下で定めた202 […]

Pavel Kolesnikovパリ公演

2月6日(水)  パヴェル・コレスニコフは、1989年シベリア生まれのピアニスト。ショパンのマズルカ集、チャイコフスキーのピアノ集などのアルバムが高い評価を受けている逸材だ。ブラームスの間奏曲作品117、チャイコフスキー […]

ルノー社長・会長決まる

1/24  金融商品取引法違反などの容疑で逮捕・勾留されているカルロス・ゴーン氏がルノー会長職を辞任したことを受けて、ルノー取締役会は現ミシュラン社長のジャン=ドミニク・スナール氏(65)を会長に、ゴーン逮捕後に会長代行 […]

ベナラ、旅券疑惑で被疑者

1/18 アレクサンドル・ベラナ氏は外交旅券の不正使用の疑いで被疑者扱いとなり司法監視下に置かれた。同氏は昨年7月末に大統領府を解雇された後も年末まで外交旅券2冊を20数回使用していたため、検察局が捜査していた。同氏は8 […]

Brexit案、英議会で否決

1/15     欧州連合(EU)とメイ英首相が合意した英EU離脱協定案が英下院で賛成202票、反対432票で否決された。与党保守党118人も反対票を投じた。これを受けてメイ首相は21日に代替案の方針を下院で表明したが、 […]

パリでガス爆発、4人死亡

1/12  パリ9区の建物がガス爆発を起こして1階のパン屋を中心に一部崩れ、4人の死者と約50人の負傷者(うち9人重傷)を出す惨事となった。朝8時半頃に住民がガスの強い臭いに気づき、消防署に通報。駆け付けた消防隊員のうち […]