Ovni | Numéro 759

ベルヴィル街はマグレブ系のレストランだけだった!

 1977年、ベルヴィルに住み始めた。中華街の影も形もなく、交差点のところには巨大な空き地が広がっていた。マグレブ系レストランは多かったが、中華レストランは一軒だけ。出てくるものといったら、エビ料理はケチャップの甘味だけ […]

Robert Adams “L’endroit où nous vivons”

 アメリカ西部で育ったロバート・アダムス(1937-)は、自然を破壊し、工業化を進めていく西部の変貌を長年撮り続けた。なんの変哲もない片田舎や、開発ブームに乗ってできた新興住宅地の風景。樹齢何百年もの木々の原生林とその破 […]

トム・ディクソンのインテリア

© Thomas Duval    1980年代に、センセーショナルな作品でフランスのインテリア業界に新風を吹き込んだデザイナー、フィリップ・スタルクだが、こんな彼の作品が後世に残るのだろうか?  という疑問が […]

生きている街を 常に感じる。

イヴォン・シャテニエさんのアルバム。イタリア語でカヴァーしているものもある。 Les Halles界隈(1区)  イヴォンさんは、パリのど真ん中レアール地区に住んで10年。メトロ嫌いな彼にとって、仕事も遊びもすべて徒歩で […]

パパラッチ展

 パパラッチは1960年フェリーニ監督が『甘い生活』の中でうるさいカメラマンたちをパパタッチ(小さい蚊)やラガッツィ(ガキども)と呼んだのが始まり。以来50年間、政治家・有名人・俳優たちを追いかけてきた有名無名のパパラッ […]

Gustave Doré “L’imaginaire au pouvoir”

Souvenir de Loch Lamond, 1875 © French & Company, New York  挿絵画家、画家、彫刻家として、フランスだけでなくイギリス、スペインもまたにかけて […]

〈フランスの漆の秘密〉

 18世紀からパリ10区Faubourg St-Denisにあった漆師マルタン工房。高価な日本製漆器類に対抗し、マルタン兄弟は漆塗の弦楽器や馬車、家具で王侯貴族の需要に応えた。約300点を展示。 6月8日迄(月休)。9. […]

Vide-greniers(フリーマーケット)

3/8 : Bd Beaumarchais 11e /          Cour de Vincennes 12e

欲ばりさんにはたまらない ギョーザに麺に食べ放題!

 ベルヴィルそして13区で旧正月ムード真っただ中の2月初旬、美味しい情報を聞いて駆けつけたのは、5区に隣接したサン・マルセル大通りにある手延べ麺のお店。  なんと、焼き餅(豚、牛または野菜)+ギョーザ(焼き、蒸し)+麺類 […]

中華風に、カモの胸肉、レモンのソース添え。

 さあ、しばらくは気分転換に、フランス料理を離れて異国料理をいくつか取り上げてみたい。異国の独特の調理法や、今まで疎遠だったスパイスや調味料と出会って、自分の「持ち味」を広げていく楽しさを分かち合いましょう。  最初はだ […]

Week-ends

 週末に田舎の別荘で過ごす友人同士の中年カップル2組。ずっとこのままでいられるかと思いきや、片方のカップルはあっけなく破綻。何千年も変わらぬノルマンディーの自然の中、移ろいやすい人の心を、トリュフォー流ナレーションVoi […]

Mathieu Pernot “La Traversée”

 マチュー・ペルノー(1970-)の20年間の作品をシリーズ別に展示。持ち主が亡くなったとき、そのキャラバンを焼くロマの習慣。戦時中のヴィシー政権下でロマ専用の強制収容所に送られた人たちの記録と、その後数十年後の彼らの証 […]

ステレオタイプからの解放。『Free Fall』

 警察(機動隊)の合宿で訓練に励むマルクに、同僚のケイが何かと絡んでくる。不愉快だとばかり突っぱねていたが次第にケイのことが気になり始めるマルク。家に帰れば大きなおなかを抱えた妻のベティナとの暖かな時間が流れる。  やが […]

SNCFのサービスの悪さに 地域圏が怒っている。

 まだ終電があるからと、ちょっと一杯ひっかけ、ほろ酔い気分でフランス国鉄SNCFの駅に着いたら、列車はなぜか予定より30分も早く出てしまっていて、他の乗客たちとホームでぼう然としてしまった。駅員をつかまえて理由をききただ […]

リュック・ベッソン 入魂の映画施設。

タービン発電機がアート作品に。 — la Cité du cinémaの見学会 —  映画スタジオ、映画学校、映画会社が集まったリュック・ベッソン入魂の映画施設が、サン・ドニ市に広がるla C […]

フランスの諸銀行、長い停滞から脱出へ。

 2月20日付レゼコー紙は、2007年のサブプライム問題から始まった金融危機、経済危機による6年間の長い停滞から金融界が脱出したと報じた。フランスの上位4行、クレディ・アグリコール、BNPパリバ、BPCE(バンク・ポピュ […]

今が食べどき●乾燥豆

  乾燥豆に季節はないけれど、ゆっくり子羊肉などと煮込んだ豆料理は、冬らしい。以前は産地や大きさがまちまちだったり、古い豆が多かったり、石が混じっていたりと、調理が面倒だった。ところが、最近は品質管理がきびしくなり、水に […]

Identités en mouvement-cinq voix samies contemporaines

© Katarina Pirak Sikku  スカンジナビア半島北部とロシアの一部の先住民族サーミに関する5人のアーティストの展覧会。差別を受けた傷跡を描いたサーミ人のアーティストの絵画、サーミ人とその生活環 […]

『Le Misanthrope人間嫌い』

© Marcel Hartmann   世間知らずの純真な青年貴族アルセストを主人公に、虚偽と欺瞞に満ちた社交界を描く、モリエールの傑作の一つ(1666年初演)。自分に誠実であろうとするアルセストが恋 […]

7h30-24h営業、サンラザールのレストラン。

 SNCFサンラザール駅に、3ツ星シェフ、エリック・フレションの店として昨年夏にオープン。ショッピングモール側なら地上階に、外側からは駅の正面の真ん中、Cour du HavreとCour de Romeを結ぶ通りに入り […]

Guido Guidi “Veramente”

Rimini nord, Italie, 14.10.1991©Guido Guidi  現代イタリアの代表的写真家グイド・グイディ(1941-)のフランス初の個展。若い頃は、建築家か画家になりたかったという。 […]

Festival Circulation(欧州青年写真家展)

  昨年7月からの応募作品1千点の中からセレクトした22人(+招待16人)の作品を展示。 3月16日迄(火〜金 13h-19h 、土日 12h-19h) Centquatre : 5 rue Curial 19e

世界一高く跳んだ男

「頂点に!」と 題した2月16日付 パリジャン紙。 6m16  ロンドン五輪の男子棒高跳びで金メダルに輝いたルノー・ラビレニ(27)は、2月15日、ウクライナのドネツクで行われた陸上室内競技会で6m16を1回目でクリアし […]

見本市・骨董市

〈骨董・現代美術品見本市〉 3/1-10 : Av. des Champs-Elysées 8e 〈春季骨董・ハム市〉 3/7-16 : Ile des Impressionnistes  RER

モンパルナスタワーからの夜景。

 パリの景観にそぐわないと言われ、なかなか人気が出ないモンパルナスタワー。でも実は訪れる人が少ない穴場の夜景スポット。地上からの入り口は少し分かりづらいので、オレンジ色の看板を目印に階段を上がっていく。チケットを購入した […]

バッハのヨハネ受難曲

 バッハのヨハネ受難曲は、彼の巨大なマタイ受難曲に比べると、独唱アリアも少なく、ずっとコンサイスな構成になっているが、その分、レチタティーヴォ(福音史家)と合唱による劇的な展開に息もつけない名作だ。これまでに二度、この曲 […]

日野皓正プロフィール

日野皓正の ダンサブルな アルバム 『Transfusion』  本場のNYでも一目置かれているジャズミュージシャンというと、秋吉照子、渡辺貞夫、それに日野皓正だろう。そのヒノテルがパリ公演というビッグニュース。そこでち […]

アンリ・カルティエ=ブレッソン展。

 20世紀の代表的写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908-2004)の作品は、誰もがどこかで一度は目にしているはずだ。その記憶から、「カルティエ=ブレッソンの写真はこうだ」と思い込んでこの展覧会に来ると、見事裏 […]

犬専用の公園が 14区にできました! 

 愛犬家にグッドニュース! 今年1月から、パリ14区ダンフェール・ロシュローにあるジャック・アントワーヌ公園が犬専用の公園(ドッグラン)になったと聞いてさっそく行ってみた。あまり広くない公園(845m2)には、平日午後の […]

ジェンダー論を小学生に?!

「反動世代」と題したヌーヴェル・オプセルヴァトワール誌。  昨年9月から全国4万8 千校ある小学校のうち275校の実験校(ニース、リヨン、レンヌ、ストラスブール他)に〈男女平等のABCD〉教科が導入された。それは「女の子 […]

OVNI 759

OVNI 759 : 01/03/2014 ダウンロード

住居アクセス法、最終的に成立

 住居アクセス法が2月20日に上院で可決され、最終的に成立した。与党の社会党、エコロジー議員らが賛成票(176票)、右派と中道が反対票(164票)を投じた。同法の主眼は2016年から適用される家賃普遍保証(GUL)。家賃 […]

シュヴァリーヌ事件で逮捕の元警官、放免

 2012年9月にサヴォア地方シュヴァリーヌで英国からの旅行者一家3人とフランス人男性が殺害された事件で、2月18日、元市警官の男性(48)が逮捕された。しかし、事件とは無関係として22日に容疑が武器不正取引に切り替えら […]

冬季五輪、フランスのメダルは15個

 ロシア・ソチで2月7日に開幕した冬季オリンピックは23日に終了した。フランスは金メダル4個、銀4個、銅7個の計15個を獲得してメダル数で10位と、冬季五輪では過去最高の成果を上げた。とくに男子スキー種目での活躍が目立ち […]

Jacqueline Kiang

© Galerie Frédéric Moisan  NYで生まれた画歴50年以上の画家が、さまざまな技法を組み合わせて紙に表現した、繊細で優しい抽象的作品群。ところどころに詩や文章 […]

2014年グラフィズム展

 造形・グラフィックデザイン国立センター発行の〈Graphisme en France〉誌創刊20周年を記念し、著名作家のポスターや発行物を展示。3月9日迄。 Ministère de la culture […]

タクシー業界のストに政府譲歩

運転手付観光車(VTC)の規制強化を求めて、2月10日からタクシーが抗議運動を展開したのを受けて、エロー首相は13日、両業界の調停が終わるまでVTCの新たな登録を一時停止すると決めた。調停は2カ月かかる予定。とくにパリで […]

企業研修の乱用を規制する法案、国会へ

 企業研修の乱用を規制する法案の審議が2月19日に国民議会で始まった。大学生の企業研修は専攻によっては義務付けられているが、研修乱用を規制する法があるにもかかわらず、研修生を正社員の代わりに使う企業が後を絶たず、研修生の […]

セルジュ・ダッソー氏、事情聴取される

 2008〜10年の市議会選挙での買収の疑いがもたれているセルジュ・ダッソー上院議員(88、UMP)が2月19〜20日に事情聴取を受けた。ダッソーグループ元社長で、県会議員、上院議員などを歴任したダッソー氏は1995〜2 […]

ラン百花繚乱(りょうらん)展

 ランは5大陸に3万種あるうち、フランスには160種ある。高貴なランそれぞれの香りをさらに高める牧神の調べ、この世を忘れられるひととき。3月10日迄(入園 16h45迄)6€/4€。 Jardin […]

Guillaume Gallienne (1972-)

 自伝的コメディ映画『Les garçons et Guillaume, à table!』を、自作自演で発表したギヨーム・ガリエンヌ。本人と母親を一人二役でこなす異色作ながら、210万人の観 […]