Ovni | Numéro 684

被迫害者、ロマ人の歴史。

 東欧諸国のロマ人が、なかでも07年に欧州連合に加盟したルーマニアとブルガリアから堰(せき)を切ったように西側諸国に移住し、パリや地方都市郊外にも彼らのゲットーができはじめていた。バラックやキャンピングカーで暮らす彼らの […]

光、風、時、水への「目」”Monet”

 油彩200点を集めた大がかりなモネ展が始まった。モネに対して持っていた印象がブレない、安心して見られる展覧会である。それだけに、あまり大きな期待を抱いていくと、ハッと驚くような部分がなくて、これだけか、と思うかもしれな […]

フリッツ・ラング、ニュープリントでリバイバル

●”Règlement de comptes (The Big Heat)” 『メトロポリス』、『M』などで知られるフリッツ・ラングが、1953年に撮った傑作がニュープリントでリバイ […]

Otar Iosseliani “Chantrapas” — デモクラシーという言葉は不安にさせる。

 若き映画監督のニコラは、祖国グルジアの思想統制に耐えかね、いざ自由とデモクラシーの地フランスへ。だがかの地でも、映画作りは困難の連続! 自分自身でいることの困難さと大切さを、非情と詩情、軽妙さと深刻さを織り交ぜて描く『 […]

若手スター監督の2作目。”Les Amours imaginaires”

 カナダの新鋭、グザヴィエ・ドラン監督(21歳)は、昨年のカンヌ映画祭・監督週間で初長編『J’ai tué ma mère   僕は母を殺した』を発表、注目を集 […]

コールスロー

 ハンバーガー、魚やチキンの揚げものなどにコールスローは欠かせない。その甘酸っぱさが料理の脂っこさを消してくれて、実にうまい。新鮮なキャベツ半玉をいくつかに切り分けたら、細かくせん切りにする。ニンジン1、2本と小さなタマ […]

毬和恵がバルバラの作品を見事なフランス語で

★★★★Mari Kazué interprète Barbara フランスで舞台女優兼ダンサーとして活躍する毬(まり)和恵が、小劇場で、生涯、愛と孤独を歌い続けた不世出のシャンソン歌手、バル […]

甘く、渋く、硬いもの…それはなあに?

 フランス人に「あなたは、日本語を話す時とフランス語を話している時の声のトーンが違うね」と言われた。そういえば、日本語を話す時は、声のトーンが高くなる。日本語では、丁寧に優しく語りかける時、声のトーンを上げる傾向があるよ […]

Steak hache a la japonaise

Les restaurants appelés “yôshoku-ya” (servant des repas à l’occidentale) étaient florissants […]

税控除カット、家計にも重い負担に

 9月14日付フィガロ紙が報じたところによると、税控除・社会保障費控除制度の見直しによって、22の控除項目について控除が平均10%引き下げられる見込みだ。環境保護に貢献する住宅改造(窓、暖房など)、住宅改修(マルロー法) […]

今月の展覧会

●KIMURA “Peintures 1964-1985”© Didier Brousse 1950年代からパリで活動し、1987年に亡くなった木村忠太。彼の油彩約20点が展示されている […]

イベント・のみの市情報

●モンマルトルのブドウ収穫祭 10月6~10日、モンマルトルの丘のRue des Saules 脇のブドウ畑での祭典から始まり酒造家らのパレード、街頭スペクタクル、物産市まで街あげてのお祭。最終日の丘からの花火 […]

Evenements japonais

NOTRE COUP DE CŒURLe Japon vintage contemporainDes objets vintage du 20ème siècle en passa

ファーストネームのベストスリー

Lucas/Emma 9月16日に発行された『l’Officiel des prénoms 2011』によれば、この1年間で赤ちゃんにつけられたファーストネームのベストスリーは、男の子は1位と2 […]

2週間のニュース

9月23日に、年金制度改革への抗議スト。公共交通機関に大きな影響が出た。デモには300万人(警察発表で100万人)が参加。労組は10月2日、12日にストやデモを予定。 9月24日付リベラシオン紙。 見出しは「デモ、中止あ […]

Pipo au Japon – 17

子供たちが歓声をあげるハンバーガー大会。 Hamburger

 カナダで泊めてもらったジェラッドさんの家は、トロント市郊外の、テレビドラマ『デスパレートな妻たち』に出てくるような、芝生がきれいに刈られた前庭を持った一戸建てが並ぶ区域にある。着いた日の晩ごはんは、庭でハンバーガーパー […]

スペインのおいしいものをごっそり

★★★Cap Hispania   スペインのおいしいものをごっそり集めた食品店。まず目にとまるのは、イベリコ(79€/kg)やベジョータ(135€/kg)などの生ハム類。特に5種 […]

Claude Chabrol 60本以上の作品でフランス社会に迫った。

 9月12日、映画監督クロード・シャブロルがパリで亡くなった。80歳。地方のブルジョワたちを中心に現代人のドラマを、ルノワールを思わせるレアリスムと、辛らつなユーモアでフィルムに焼き付けた。この、食道楽で人生をこよなく愛 […]

プルーストの味を求めて –11

 『失われた時を求めて』に登場する料理上手の女中フランソワーズは、彫刻家、女優、作曲家などといった芸術家にたとえられている。食材を仕入れるために中央市場へ足しげく通う彼女の様子は「ミケランジェロがカルルーラの山中で8か月 […]

不思議の国のガブリエル。

Mouzaïa通り界隈(19区)   たわわな長い髪に印象的な眼差しが名前通りスペインのルーツをのぞかせるファッション・クリエイターのガブリエル・アズナールさん。伝統タピスリーを制作する母親のもとで小さいころか […]

Chez Rita –干ダラの塩出し加減が文句なしだった。

 久しぶりにレユニオン通りにある〈Chez Luis〉 でポルトガル料理を、と出かけたら若者向けのカフェに変貌していた。そこでぶらぶらしていて見つけたのが「フランス・ポルトガル風franco-portugais」とうたっ […]

LA DERNIERE GOUTTE DE SAKE – 16

CE N’EST PAS LE MOMENT DE FAIRE LE CABOTJe suis un chien, et je

リニューアルされたサル・プレイエル

●Salle Pleyel リニューアルされてサル・プレイエルの響きはぐんとよくなったし、安い席からでも舞台がよく見えるのがうれしい。 13日と14日は、パリ管弦楽団の演奏でポール・デュカスの『魔法使いの弟子』、サンサー […]

コサージュ作りの工房 — 生花のイミテーションを 超えた美しさ。

 パリ2区で可憐な花々を咲かし続けるルジュロン家の工房。「花」といっても職人が命を与える人工のお花で、身に付ける人に優しさと気品を添える「コサージュ作り」を生業とする。 この創立130年の老舗を率いるのは、直系4代目のブ […]

Derniere station avant le desert

● Dernière station avant le désert 「くそっ、もう3日も車一台通らねえ、商売上がったりだ!」と初老の男が叫ぶ。舞台のバーでは、厚化粧の中年女が退屈そうに雑誌を […]

公園の水飲み場でガス入り水が飲める!

 2008年4月1日号のこのコーナーで、パリ市の公園の水飲み場でガス入りとガスなしのミネラルウォーターが飲めるようになったと報じたのを覚えておいでだろうか。なんと、このジョークが現実になった! この水飲み場があるJard […]