今大会のトピックス
新種目「ブレイキン」 !
2024年パリ五輪の新種目は「ブレイキン」。70年代米NYのサウスブロンクス地区が発祥のブレイクダンスで、男女各16人が1対1でダンスバトルを繰り広げる。選手たちはDJの音楽に合わせて即興でダンスを披露し、アクロバティックな要素を盛り込みつつ高度な技を競う。先の東京五輪で初お目見えしたスポーツクライミング、スケートボード、サーフィンもパリで継続。これらは開催都市が追加申請するもので、たとえばブレイキンは2028年のロス五輪では実施されない。こうして新種目として追加される競技もあれば、消える競技もある。20世紀初めには生きた鳩の射撃、綱引き、テニスの原型「ジュ・ド・ポーム」も正式種目だったのだ。
元セネガル狙撃兵、聖火リレー参加。
セネガルが仏植民地だった時代にフランスに徴兵され、フランスのために戦った「セネガル狙撃兵」ウマール・ディエメさん。92歳で聖火リレーに参加する。53-54年はインドシナ戦争、その後アルジェリア戦争に送られた。多くのセネガル狙撃兵と同様に、戦後、国籍も与えられないままフランスとセネガルで暮らしてきた。長い間暮らしたセーヌ・サン・ドニ県を聖火が通る7月25、26日、リレーに参加し、今まで忘れられてきた旧植民地出身の人々を讃える。
近代五輪の父クーベルタン、ろう人形館入り。
女性や労働者階級を五輪から除外したと、今日批判の的になっているクーベルタンが、この6月パリのろう人形館に仲間入り。31歳のクーベルタンが、現代のスポーツ選手たちと人々を迎える。
Musée Grévin
10 bd Montmartre 9e
M°Grands Boulevards
無休、月〜金:10h-18h、土日9h30-19h。
日付指定なし入場券:26.50€/19.50€。
日付指定:19.50€/14.50€。
大人2人+子ども2人でひとり14.50€に。