俳優で、シナリオ・劇作家のジャン=ピエール・バクリさんが18日、ガンで69歳で亡くなった。テレビでは各局がバクリさんがシナリオを書き、出演した作品を放送する。
バクリさんは1951年(仏領)アルジェリア生まれ。アルジェリア独立と同時に家族とフランスへ移住、銀行勤務などを経て1978年、パリで自作の戯曲で初舞台を踏んで以来、60作ほどの映画、20作ほどの演劇に出演。不平不満の多い「いつも不機嫌な中年男」の役柄を絶妙にコミカルに演じることが多く、実生活では政治的に左派的な立場を表明し、率直な物言いで愛された。
1987年に出会ったアニエス・ジャウイと共にシナリオ、戯曲を書き自分たちでも演じ、そのうち4作はセザールのシナリオ賞に、『恋するシャンソン 』ではセザール助演俳優賞。2004年のカンヌ映画祭では『みんな誰かの愛しい人』がシナリオ賞を受賞している。
▶︎Arte
1月18日〜24日(日)まで、Arteのリプレーサイトで視聴可
1月25日(月) 13h35〜 再放送
『セ・ラ・ヴィ/ La Baule-Le Pins』 (1990)
監督:ディアーヌ・キュリス
1月22日(金)20h〜
『UNE FEMME DE MENAGE』(2002)
監督:クロード・ベリ
▶︎France 2
1月20日(水)21h05〜
ジャン=ピエール・バクリ2本立て
『ムッシュ・カステラの恋 / Le Goût des autres』(2000)
監督:アニエス・ジャウイ
脚本:ジャン=ピエール・バクリ、アニエス・ジャウイ
『恋するシャンソン / On connaît la chanson』
監督:アラン・レネ
脚本:ジャン=ピエール・バクリ、アニエス・ジャウイ
この作品で、バクリはセザール助演俳優賞を受賞
▶︎TF1
1月24日(日)21h05〜
『セ・ラ・ヴィ! / Le Sens de la fête』(2017)
監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
▶︎Canal+(有料)
1月18日(月)から映画プラットフォーム上で、8作品観られる。