Tribute to Randy Weston – Cheik-Tidiane Seck
昨年9月にランディ・ウェストンが92歳で亡くなった。モンクのような絶妙なタイミング、一音一音の深さ、重さでぼくらに語りかけてきた。そしてアフリカにわたりモロッコのグナワ音楽の中にブルースの根っこを求めた偉大なピアニストだった。ウェストンへの敬意を表したコンサートがJazz à la Villetteフェスティバルで。
その音頭をとるのがシェック=ティディアン・セック。マリ出身でサリフ・ケイタやウム・サンガレたちには欠かせないキーボード奏者だが、ジャズの経験も並大抵ではなく、ジョー・ザヴィヌルやオーネット・コールマンとも演奏。そしてハンク・ジョーンズとの共演盤『Sarala』は名盤中の名盤だ。アフリカのミュージシャンにインスパイアされたタイトル曲でのジョーンズのソロは絶品。そんな音楽の旅を続けてきたミュージシャンの当然といえば当然のトリビュート。
今回はハモンドオルガンを演奏し、ますますブルースに味が出てきたサックス奏者のアーチー・シェップが参加する。早めに予約!(真)
5日20h。30/25€。
Cité de la musique
Adresse : 211 av.Jean-Jaurès, 75019 Parisアクセス : M°Porte de Pantin
URL : jazzalavillette.com/fr