浮かぶ時。 2000-05-01 パリの日本人 0インタビュー 奥山さんの毎日が、にわかに慌ただしくなってきた。セーヌ川で《浮かぶ時Heures Flottantes》という「灯籠流し」を計画中で、その実現のために人に会うことが多くなったからだ。時計をイメージして奥山さんが作る一つ一つの灯籠《浮かぶ時 Heure Flottante》は、水に [...]
毎年5月になると、アルティショーに狂う。 2000-05-01 野菜料理 0 Barigoule de petits artichauts ヴィオレvioletというプロヴァンス産のアルティショーが八百屋の店頭に並ぶと、もう我慢できない。5、6個が葉ごと束ねてあるが、茎が固くしっかりとしていて、その切り口がみずみずしいものが新鮮。アルティショーがなるべく小 [...]
Specialites de l’Europe de l’Est|ポーランド直輸入 2000-05-01 専門店 0日曜営業パリ11区 ポーランド直輸入、日本人の口にもよく合う食材の専門店。ポーランド版シュークルートbigos (60F/kg)は酸味が少なく、プラムが隠し味に入っていて甘味がある。自然派手作りソーセージkabanos (75F/kg)や、胡椒の粒入りcracovie(78F/kg)はスモークがよく [...]
グリーンピースと白身の魚を煮込んでみよう。 2000-04-15 魚料理 0 Raie aux petits pois サヤ入りのグリーンピースが出回ってくると本格的な春だ。今回は、南スペイン風にパプリカの美しい朱色と香りを生かしながら、このグリーンピースと白身の魚を煮込んでみた。グリーンピースは、700グラム買ってくるが、サヤから出すと250グラムちょっ [...]
老後は海の上で暮らしたい。 2000-04-01 パリの日本人 0インタビュー 「きっと一生独身だと思い、死んでも周囲に迷惑をかけないように葬式の費用を貯めていた」というロシニョル・啓子さんは、その貯金をはたいて11年前フランスに留学した。39歳だった。駒沢大学で仏教学を専攻、9年間で修士課程まで進んだ末、論文は断念。その後、東京で老人介護の仕事をした。看 [...]
サケが釣れたらタルトを作ってみよう。 2000-04-01 魚料理 0 Tarte au saumon 表紙のごとくパリのセーヌ川でサケが釣れたら、相性のいいホウレン草と組み合わせてさっそくタルトを作ってみよう。釣れなかったら魚屋のサケで我慢することにして、切り身を4人分として500グラム買ってくる。安くあげたいという人はサケ缶を利用してもいい。 [...]
Allicante|植物油 2000-04-01 専門店 0パリ11区 春野菜のおいしい季節なので、ドレッシングに使う植物油にもちょっと気のきいたものを。クルミ、菜種、ヒマワリやハシバミのextra viergeオイルは、香ばしさをより一層引き立てるためプレスの前に煎るのだそうです。ブドウの種の油でマヨネーズを作って最後にクルミ油を少し加え、これをア [...]
ワインの肴たちが集まった。 2000-03-15 知っておきたいワインの知識野菜料理魚料理肉料理 0特集記事 フランスの食生活でちょっとさびしいのは、アペリチフにチップスやらナッツは出てくるものの、いわゆる酒の「肴」がないこと。ワインはやはり、アントレ、メイン、チーズという食事の流れを追っていく脇役に過ぎない。たまには、ワインを主役にして、量は少なくていいけれど、いろんな味をつまみたくな [...]
ブリックの皮であげものを作ってみよう。 2000-03-15 野菜料理 0 Brick a l’oeuf ギリシア、トルコなどでも使われ、チュニジアではブリックfeuille de brickと呼ばれる薄い皮は、小麦粉から作られ、東南アジアのライス・ペーパー同様、いろいろなものを包んで揚げることができる。ベルヴィルなどチュニジア人が多く住んで [...]
Patisserie tunisienne|熱々のブリック 2000-03-15 専門店 0パリ20区 ベルヴィルに住んでいたときに、よく通ったお店です。ボリュームたっぷりのチュニジア風サンドイッチ、色とりどりのアーモンドあんこのお菓子、蜜をたっぷりと吸ったベニェ、そしてブリック。店の奥に巨大な鍋があり、注文があったらすぐに揚げられるようにいつも油が熱くなっている。ブリックを揚げる [...]