人生をやり直せるのか? 2011-11-04 舞台・映画 0 酒場らしき場所で女がテーブルいっぱいに広げた紙を見つめているところへ、ヴァイオリンを抱えた男が寒そうに駆け込んでくる。女の姿を認めるとうれしそうに微笑む男、二人はどうやら知り合いらしい。女は顔を上げ「リハーサルはどうでした?」と尋ね、男は「いやぁ、ドイツ人の指揮者がなかなか厳しく [...]
Au royaume d’Alexandre le Grand. La Macédoine antique 2011-11-03 展覧会 0 © Hellenic Ministry of Culture and Tourism/ Archaeological Receipts Fund 1970年代以降の発掘で、次第に当時の様相が明らかになった北ギリシャの古代マケドニア王国。アレクサンドロス大王とその父のフ [...]
Cézanne à Paris 2011-11-03 展覧会 0 セザンヌとパリおよびその近郊の関りがテーマ。画家になるためにプロヴァンスからやってきた時代に制作したパリの屋根の風景、ルーヴルでのレンブラントの模写など、意外な初期の作品もある。2006年オルセー美術館の「セザンヌとピサロ展」で展示されていたパリ近郊の風景も。2/26迄(無休) [...]
Diane Arbus 2011-11-03 展覧会 0 肖像写真を変革したとされる、アメリカ人写真家の大回顧展。双子、戦争賛成の若者、ヌーディスト村の一家、カーニバルの衣装を着たダウン症の人たち…人間博物館ともいえる写真の数々。同じく特異な被写体を撮った、アトウッド(706号で紹介)に比べると、被写体への共感も親近感もな [...]
Beauté, morale et volupté dans l’Angleterre d’Oscar Wilde 2011-11-02 展覧会 0 作家、オスカー・ワイルドの言葉を縦糸に、イギリス19世紀末の「芸術のための芸術」の動きとして、ラファエル前派とウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動を取り上げた。絵画から写真、クラフトまで、あまりにも幅広く網羅したため、散漫な印象になってしまったのが惜しい。1/15迄 [...]
Paul Klee Polyphonies 2011-11-02 展覧会 0 Fuge in Rot, 1921 © Berne, Zentrum Paul Klee (Peter Lauri, Berne/ ABMT,Universität Basel) 両親とも音楽家の家に生まれ、11歳でオーケストラでヴァイオリンを弾いたパウル・ [...]
原初的な感情こそが映画製作を支えた。 2011-11-01 舞台・映画 0 ●シグロ代表・山上徹二郎さん 今月のシネマテークは、濃密で心揺さぶる作品を放つ製作会社シグロ特集で幕開け。厳選の24作品は、土本典昭『水俣病その30年』、東陽一『絵の中のぼくの村』、佐藤真『エドワード・サイード』、ジャン・ユンカーマン『老人と海』、橋口亮輔『ぐるりのこと』など、 [...]
Huit Maîtres de l’Ukiyo-é 2011-11-01 展覧会 0 コルフにあるギリシャ国立アジア美術館が所蔵する浮世絵は、19世紀末、オーストリア=ハンガリー帝国のギリシャ大使グレゴリオス・マノスが収集したもの。その中から、春信、清長、歌麿、写楽、北斎、豊国、広重、国芳の8人を選び、150点を展示。傑作揃いで、作品の解説も興味深い。12/17 [...]
同情や慈悲を拒んで痛快。 “Intouchables” 2011-10-31 舞台・映画 0 今回は、ウェルメイドな喜劇で大ヒット間違いなし、拡大ロードショーで遠くまで足を運ばなくても近所の映画館で観れる『Intouchables 最強のふたり 』を紹介。監督はエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュの幼なじみのコンビ。これが4本目の共同監督作品。06年公開 [...]
Georgia Russell 2011-10-31 展覧会 0 Courtesy Galerie Karsten Greve 楽譜や古本を切って、儀式に使う仮面のようなオブジェや、2重の切り絵でターナーのような抽象に近い風景を作る、スコットランド人アーティストの個展。11/12迄(日月休)。 Galerie Karsten Greve : [...]