十字軍時代にまで遡らなくても、17-18世紀ムーア人(古代ローマ人が北西アフリカ人に与えた呼称)やトルコ人は残虐非道の野蛮人と見られていた。
17世紀には〈Fort comme un Turc〉(トルコ人のように強い)という表現が出始め、19世紀の大道芸人の中に腕力測定器を使かったアトラクションが現れた。トルコ人を表...
〈foie 肝臓、レバー〉が出てくる表現には、〈Avoir les foies blancs〉「怖い、怖がる」、〈Donner les foies à quelqu'un〉「…を怖がらせる」、〈Avoir les foies chauds〉「勇敢だ」、〈Avoir les jambes en pâté de foie〉...
この表現は1830年頃生まれたとか。昔、〈cliques〉は脚を、〈claques〉はご婦人の木製の(オーバーシューズ)を意味していたので大急ぎで立ち去ること。また〈claque〉 は(平手打ち)を意味し、〈Il a pris une bonne claque à la Bourse〉(彼は株で大損した)、「J’en ...
(Avoir de la jambe〉(品格がある、堂々としている)、〈Prendre les jambes à son cou〉(とんずらする)、〈Avoir des jambes de coq〉(細い脚をしている)、〈Être en jambes〉(足腰が強い)、〈Avoir des jambes en coton...
〈doigt指〉や〈bras腕〉を使った表現はゴマンとあり、ここでは〈doigt〉を使ッた表現を紹介。〈Savoir sur le bout des doigts〉「知りつくしている」、〈C’est mon petit doigt qui me l'a dit〉(誰に聞いたわけでもないけど)「私の小指がそういっている」...
(デザートのナシとチーズのあいだ)とは「食事の終る頃」、〈En faire tout un fromage〉「…を大げさに扱う/ 考える」、〈Se partager un fromage〉「ぼろいもうけを山わけする」。〈fromage〉を使ったことわざは多い :〈Des femmes et du fromage qui...
この〈coupe〉は(グラスやカット〉のことではなく、〈Il est complètement sous la coupe de sa femme〉(彼はまるっきり妻の尻に敷かれている)、〈Il a plusieurs journaux sous sa coupe〉(彼は数紙を傘下においている)
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〈36〉は古代エジプトの占星術で使われた10分角(デーカン):黄道十二宮のそれぞれの宮(30度)を3分割した部分。フランス語では「たくさん」を意味する。〈Voir 36 chandelles〉(36のシャンデリアを見る)は「目から火が出る」、〈Il n'y a pas 36 solutions〉(解決策がたくさんあるわ...