■■ BLOG : 小沢君江通信

5月26日に向けて加熱する欧州議会議員選挙。

 EU離脱案への英国議会の反対でメイ英首相は決定的ブレグジット(英国EU離脱)日を伸ばしに伸ばし、6月30日に延期しようとしている。英国が参加しない場合、欧州議会は加盟国28 カ国でなく27 カ国で2014年選挙に次ぐE […]

Avoir de l’œil(人目を引く)/ 〈Avoir l’œil〉(目ざとい)129

〈Sa robe a de l’œil〉は「彼女のドレスは人目を引く」、Elle a l’œil〉は「彼女は目ざとい」。〈Faire un clin d’œil〉は「ウインクまたは目くばせする」、〈Faire les g […]

現代のラスティニャック、ベルナール・タピ物語。

 ベルナール・タピが、バルザック著『ゴリオ爺さん』に出てくる「出世のためならどんな手も使うラスティニャック」に譬えられるのは、彼が1960年代から今日まで金儲けのためなら何でもやりこなす一匹オオカミであり、今日、大のクレ […]

ジハーディスト仏敗残兵の帰還を許すべきか。

 2013年以降フランスから約2千人の青年がイスラム国(IS)兵となるためにシリアに渡り、そのうち最低305人が戦死したと言われている。3月15日付のルモンド紙は、昨年末以来、ISの最後の陣地バグーズから400キロ北方の […]

僧衣の下に隠されてきたもの。

    聖職者による未成年者性虐待を暴露する映画『Grâce à Dieu 』(神のご加護(仮題):オゾン監督)が公開中だが、長年教会という聖なる要塞の中で僧衣を着た神父や司祭が、聖書の伝道者としてボーイスカウ […]

Tête de turc(トルコ人の頭)128

 十字軍時代にまで遡らなくても、17-18世紀ムーア人(古代ローマ人が北西アフリカ人に与えた呼称)やトルコ人は残虐非道の野蛮人と見られていた。 17世紀には〈Fort comme un Turc〉(トルコ人のように強い) […]

アンチセミティズムとアンチシオニズムの牙が見え隠れする。

 2月16日、3カ月以来、全国で恒例になっているジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)運動の最中、14区のモンパルナス界隈で哲学家でアカデミーフランセーズ会員、フィンケルクロート氏が義母に付き添って歩いているところを、彼に向かっ […]

ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)の行方。

 昨年11月17 日に燃え上がった「ジレ・ジョーヌ」(黄色いベスト)運動は、車が不可欠な地方・過疎地の庶民のガソリン・燃料費値上げに対する怒りが発火点となった。それは法定最低賃金(SMIC: 税込 1520€)労働者や片 […]

〈Donner les foies à quelqu’un〉「…を怖がらせる」127

〈foie 肝臓、レバー〉が出てくる表現には、〈Avoir les foies blancs〉「怖い、怖がる」、〈Donner les foies à quelqu’un〉「…を怖がらせる」、〈Avoir l […]

〈Il fait un froid de canard〉(ひどい寒さ)126

〈canard〉(アヒル)はあまり恰好良くないので、とかく卑下されがち。〈canard〉は18〜19世紀の三流新聞を指していた。今日、1916年創刊のCanard enchainé 紙は、政財界スキャンダル暴露紙として知 […]

〈Prendre ses cliques et ses claques〉(一切合切まとめてとんずらする)125

この表現は1830年頃生まれたとか。昔、〈cliques〉は脚を、〈claques〉はご婦人の木製の(オーバーシューズ)を意味していたので大急ぎで立ち去ること。また〈claque〉 は(平手打ち)を意味し、〈Il a p […]

内戦化するジレ・ジョーヌ運動に高校生、大学生も合流。

 「黄色いベスト(ジレ・ジョーヌ)運動」第4弾(12/8-9)を控え12月4日、フィリップ首相が政府の妥協案として、ガソリン・軽油の増税を6カ月間保留にし、新年から予定されていた燃料費の値上げも6カ月間凍結するという危機 […]