■■ BLOG : 小沢君江通信

イタリアの政治混迷状態の突破口は?

 ここ数年、財政赤字対策のためEU委員会から厳しい節減政策を強いられてきたイタリアではEU懐疑派が増えていた。3月4日イタリアの総選挙で「アンチシステム(反体制)」を謳う極右党「同盟」(37%)とポピュリスト系「5つ星運 […]

Bras d’honneur(ブラ・ドヌール)105

これは言葉ではなく、あざけりのみぶりで、左腕を直角に曲げて拳を握り、右手で左腕の折れたところをつかむ動作で、誰かを侮蔑するときの下品で卑猥な動作。左腕を曲げるのは勃起したペニスを折る意味。この動作の言われは、1337-1 […]

仏戦闘機産業のシンボル、ダッソー・グループ2代目セルジュ会長死去。

 ダッソー戦闘機といえば、フランス産業の花形。初代マルセルに継ぐ2代目セルジュ・ダッソーが5月28日、93歳で亡くなった。ダッソーといえばマルセル(1892-1986)の名がまず思い浮ぶほど息子セルジュの名は影に隠れがち […]

Tirer le tapis sous les pieds de quelqu’un(こまらせること)104

〈tapis カーペット〉は住居に不可欠なもので、表現にも頻繁に出てくる。タイトルの「誰かの足下の絨毯を引っ張る」は文字通り「こまらせる」こと。〈Envoyer au tapis〉「(ボクシング)でライバルをノックダウン […]

Avoir le cafard(憂うつ)103

台所の大敵〈cafardゴキブリ〉には「憂うつ」という意味もある。16世紀の〈cafard〉の語源は、アラビア語の〈kafir不信心者〉からきているといわれ、信仰家ぶる「えせ信者、偽善者」を意味していた。また「ふさぐ、意 […]

Ça fait un bail(長い間)102

〈bail〉は「賃貸借契約」のこと。住居や店舗の契約期間はだいたい3年、6年、9年。そのほか、永代賃貸借(emphytéotiques)のように18〜99 年の契約もある。よく旧知の友人同士に再会したときなど、〈Ça f […]

オペラ座地区のテロリストはチェチェン人

5月12日夜、オペラ座界隈で「イスラム国(IS)」のメンバーと名乗る男がナイフで通行人男性(29)を刺殺し、4人負傷させ警官に射殺された。パスポートも身分証も持っていなかった犯人の顔の画像分析により、犯人(20)は、3歳 […]

6カ月後、ニューカレドニアが独立国になるか。

5月3 〜5日、仏大統領として30年来、初めてマクロン大統領が太平洋の仏領ニューカレドニアを訪問した。11月4日に予定されているニューカレドニアの独立を問う住民投票をひかえ、165年以来のフランスとニューカレドニアの関係 […]

Être chocolat(一杯食わされる)101

〈chocolat〉とは、チョコレートの他に、20世紀初頭、パリのサーカス小屋で肌が黒いので「ショコラ」という名で親しまれた黒人パフォーマーとつながる。〈Je suis chocolat〉は「一杯食わされた、当てがはずれ […]

新空港建設反対50年の闘いの勝利

 仏西部ロワール・アトランティック県はナントに近い農業地帯、ノートルダム・デ・ランド(人口約2100人)に新空港建設計画が生まれたのは1963年のこと。60年代は、日本なら全共闘による成田空港建設反対闘争が繰り広げられ、 […]

C’est un zigoteau (彼は目立ちがり屋)100

前大統領オランドは何かにつけ、若いマクロン大統領のなすこと、いうことにケチをつけ、「彼はまだ子どもだ」と側近たちにいう。マクロンはマクロンで、引退後メディアで言いたいことを言い、新著『Les Leçons du pouv […]

マクロン大統領、自閉症問題に立ち向かう

 フランスには、子どもから大人まで自閉症(autisteオティスト)の人は約65万人(人口の1%)いる。自閉症児の80%は入学できず、家庭で面倒を見ざるをえない親たちの苦情をよくテレビ報道などで耳にする。フランスはEUの […]