バルバラ、歌物語 ② Mr Victorとの出会い。 2024-04-17 フランスを知るフランスの文化シャンソン 0 『Mr Victor』 バルバラは、1948年にエディット・ピアフを聴いてシャンソンこそ自分の道だとさとる。パリ音楽院に近いカフェなどで歌いはじめたのだが、1950年2月にベルギー行きを決める。ブリュッセルやシャルルロワのキャバレーで歌ったりしたが、やじられるばかり。生活しのぎ [...]
バルバラ、歌物語 ① Mon Enfance 2024-03-21 フランスを知るフランスの文化シャンソン 0 シャンソン歌手、バルバラの数々の歌には彼女の生きた軌跡が息づいている。数回にわたり、バルバラの自伝*をたよりに、そんな歌のいくつかに光をあててみたい。 バルバラ (本名 モニック・アンドレ・セール)は、1930年、パリ17区のユダヤ人家庭に生まれる。第二次世界大戦が勃発した3 [...]
「コルシカ、愛の島」バルバラ・カルロッティ 2020-12-07 シャンソン 0 Barbara Carlotti “ Corse Ile d’Amour ” ロックダウンで気がめいっている友人へのノエルのプレゼントは、バルバラ・カルロッティの新アルバム『コルシカ、愛の島』で決まり。 バルバラ・カルロッティは今年46歳の中堅シャンソン歌手で、フィリップ・カ [...]
詩人歌手の不屈の精神 2013-12-05 シャンソン 0 アラン・ルプレストは、この最後のアルバム»Symphonique« で、長年の夢だったオーケストラをバックに歌うことを実現させたが、アルバム制作中に自ら命を絶ってしまった。このCDは、死の直前までに録音された彼自身の歌が7曲、クリストフら歌手仲 [...]
新世代歌手による本格的なルプレスト集 2013-11-06 シャンソン 0 »C’est peut-être …Leprest» は、昨年に続いて、新人歌手のヤン・ドニの故アラン・ルプレストへのオマージュ。バタクランでのルプレストとゲスト歌手たちが歌い評判になった«Chez Lepr [...]
寓話のようなアルバム 2013-10-04 シャンソン 0 3年前、ジャック・タチに捧げる 自作のCDが評判だった、アコーデオン奏者ミシェル・グラスコの新アルバム『Bagatelle』。前作同様、クラシックアコーデオンならではのエレガンスで繊細な音の響きを聴くことができる。 クラシックバレーの舞台をイメージに創られた、寓話のような [...]
唯一無二の独創性 2013-09-04 シャンソン 0 パリ在住のダンサー・女優・脚本・演出家の毬和恵(まり・かずえ)の、2年間続いた『De Tokyo à Barbara』は、近年、まれな良質なコンサートとして、唯一無二の独創性がバルバラ関係者やファンの間で高い評価を受けた。 今秋から始まる新バルバラ集『Les Petits cai [...]
往年のシャンソン歌手 2013-08-12 シャンソン 0 往年のシャンソン歌手レオ・マルジャンヌは、8月26日に101歳の誕生日を迎える。この1年間、20歳も若く見える彼女の元気な姿がTVのニュースで度々報道されていた。 彼女が創唱した『Seul ce soir 今宵ただひとり』は、第2次世界大戦中、ナチス占領下のパリで [...]
『一台の黒いピアノ…/ バルバラ 未完の回想』 2013-07-01 シャンソン 0 現代シャンソンの最も重要な創造者の一人、バルバラの没後15年。本書は5月に日本で発売され、歌う女、ピアノの女、恋する女をまっとうした彼女の生きざまに共鳴するファンのみならず多くの読者の間でも大きな話題になっている。 バルバラについては、長い間、音楽専門家や批評家たちの間で誤っ [...]
大人のシャンソン集 2013-06-04 シャンソン 0 シモーヌ・タシモは、ジャーナリスト出身で50歳を過ぎてから歌手に転向。4年前には、ゲンズブール集『GAINSBLUES』をリリースして、YOU TUBEでは、彼を真似てライターの火でユーロ札を燃やすシーンが話題に。ブリジット・フォンテーヌに負けないスノビズムと過激さが彼女の特徴 [...]