ぞうのババール70さい

●Babar et l'oiseau magicien  2カ月遅れてしまっているし、クリスマスのプレゼントシーズンも終わってしまったし、一時のポケモンブームのあと、今の子供は『ハリー・ポッター』に夢中。しかし。しかし、ババール。  ユーロ流通開始にちなんで、今回は、...

世界との和解の試み。

●Laure Adler《 A ce soir》  1989年、ミッテランの文化顧問。1993年からはFrance 2で深夜に放映されていた文化番組「Le Cercle de minuit」の制作と司会。現在は文化専門ラジオ局France-Cultureの代表。こう...

Forever/Faut rever Mozart

●Philippe Sollers《Mysterieux Mozart》  このソレルスの新作は、モーツァルトの生涯をフィクションとした小説ではなく、モーツァルトの伝記でもエッセーでも解説書でもない。様々な作家、画家、音楽家などを扱った『La Guerre du gout』(Gall...

前進する反復・再開。

●Alain Robbe-Grillet《La Reprise》  ヌーヴォー・ロマンの代表者として知られるロブ=グリエのこの新作は、何よりもまず、スパイ小説だ。  1949年。フランス情報局諜報員アンリ・ロバンが、極秘任務のためにベルリンに送り込まれる。彼にその任務...

ウエルベック新作。

●Michel Houellebecq《Plateforme》  現代フランスでおそらく最もメディアで話題になる作家、ウエルベック。その第三作、『プラットフォーム』は、慣例の新刊出版シーズンに先だって店頭に並び、以来、大きな反響、論争を引き起こしている。この反響とは、むしろ非難的な意味合いが強い。それも、セックス旅行...

生の静寂、文学の声。

●Laurent Mauvignier《Apprendre a finir》  夫の不倫のためにすでに破局寸前の家庭。すでに家を出ている娘一人とまだ幼い息子二人。喧嘩の絶えない毎日。ある日夫は事故に遭い、半身不随に…。  この小説は、そんな夫の体と心を癒そうと努める妻の物語り、妻の「語り」。最初から最後まで妻の内的...

クロード・シモン新作!

●Claude Simon, Le Tramway  1985年ノーベル文学賞作家、今年で88歳を迎えるクロード・シモン。すでに20作近い小説が出版されており、邦訳も数作出されている。1997年の『Le Jardin des Plantes』以来の待望のこの新作、クロード・シモンをまだ読んだことのない人、そして、フラ...

MC.Solaar vs V.Hugo –「悪」対決!–

 ラップ界のゲンスブールといわれるMCソラーと、19世紀仏文学で最も偉大なおそらくは仏文学史最後の偉大なアレクサンドラン詩人ユゴーの異種対決。  ソラーのニューアルバム『Solaar pleure』は善と悪の戦いを語る。ユゴーの『La Fin de Satan』は、創世記、アダム、キ...

21世紀フランス恋愛小説?

●Aurore  一見たわいのない恋愛小説に見えるこの作品、「愛とは…」というアフォリズムのステレオタイプが周期的にあらわれるこの作品。その真の独自性はこのような表面的、典型的な恋愛小説調子にあるのではなく、その背後にある独特の微妙さにある。それはあまりに繊細であり、プ...
 

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