こんな本をプレゼント。

● Daniel Lindenberg『Le rappel a l'ordre : enquete sur les nouveaux reactionnaires』    11月始めからフランス知識人の間に論争を巻き起こしているこのパンフレットは、現代フランスにおける思想の変動—マンハッタンの9・11事件やフランスの...

ゴンクール賞2002。 Pascal Guignard《Les Ombres errantes, Dernier royaume I》

 百周年を来年度に控え、今年「は」(審査員代表によると)小説というジャンルや売上げなど「には」とらわれず、一つのエクリチュールと一人の作家が賞されたとされる今年度のゴンクール賞。今年「も」、大手出版社の間での売上げ目当てでしかないという扱われ方はもちろん、討論を巻き起こしたゴンクール賞。討論の焦点は、この作品が、小説で...

愛の感覚。 Faire l’amour

 デザイナーのマリーは、彼女の作品の発表会のために、恋人「語り手」と一緒に日本に行く。別れるために。発表会を開催するスタッフを除いて、登場人物はこの二人と、京都の伝統的日本家屋に住み、大学で講師を勤め、食後にはウイスキーを飲むベルナールだけのこの小説。お話を一言でまとめれば、如何に語り手がこの別れを生きるか、となる...

Amour ! Amour ! et Amour ! 愛の溢れる秋の新刊シーズン。

 663作の小説(フランス文学442)、572冊のノンフィクションが出版される2002年の新刊シーズン。この記録的な数の本の中から数冊をセレクション。  テーマは愛だ!  まずは、日本でもお馴染みの二人の作家の新作。日本でも愛読...

「現在」の中で「現在」を思考する。

●Alain Finkielkraut〈L'Imparfait du present〉  ソレルスやレジス・ドブレ、ベルナール・アンリ・レヴィに比べ、日本ではあまり知られていない現代フランス哲学者、アラン・フィンケルクロート。1949年パリ生まれ、強制収容所に入れられたユダヤ系ポーランド人を父に持つ。現在はエコール・...

「 La vérite est ailleurs/真実はそこにある」 “L’Effroyable imposture”

 9・11事件は、衝撃的な映像が繰り返し流され、様々な専門家や知識人の分析と解説が反復されるだけで、公開される情報や細部の情報は少なく、単一的という、現代の情報化社会においては特異なケースである。そうした中、9・11事件から半年たった3月11日に出版された本書は逆に、その事件を取り巻く一連の出来事に...

アホにもわかるフランス語。

●Le francais correct pour les nuls  日本では新学年の始まりが迫る3月、フランスではそろそろ年度末試験の準備が始まる3月。ということで今回は、コンピュータ関連の初心者向け入門書では定評のある「Pour les nuls」(アホでもわかる)シリーズ*の新刊、フランス語学習用の本の紹介で...

パリの果てへ。

●La Cloture  パリの道には名前がついている。中でも歴史に残る人物の名前がついているものが多いが、その中の一つ、パリの北東部、La Porte de Saint-OuenとLa Porte d'Aubervilliersの間を環状線と平行する通りは、ナポレオンに仕えていたネー元帥からその名がとられている。 ...

ぞうのババール70さい

●Babar et l'oiseau magicien  2カ月遅れてしまっているし、クリスマスのプレゼントシーズンも終わってしまったし、一時のポケモンブームのあと、今の子供は『ハリー・ポッター』に夢中。しかし。しかし、ババール。  ユーロ流通開始にちなんで、今回は、...

世界との和解の試み。

●Laure Adler《 A ce soir》  1989年、ミッテランの文化顧問。1993年からはFrance 2で深夜に放映されていた文化番組「Le Cercle de minuit」の制作と司会。現在は文化専門ラジオ局France-Cultureの代表。こう...
 

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